吉祥寺やその周辺で人気ラーメンのお店を実際に食べ歩きまわった僕が、ラーメンの感想や特徴をまとめてご紹介します。
※2021年2月7日更新
激戦区の吉祥寺で勝ち抜いてきた人気ラーメン
吉祥寺はカフェやレストラン、洋菓子店などなど美味しいグルメが密集する街。
そんな吉祥寺ではラーメンも池袋並に激戦区となっています。吉祥寺の有名なラーメン店を自分の足で歩きまわり、それぞれ個人的な感想をまとめました。
各お店の紹介に貼ってあるリンクはお店を訪れたときに書いたレポート記事です。
店内雰囲気やより詳細な感想や店舗情報をご覧いただけます。
ニューオープンのお店や新たに食べ歩いたお店は随時追加中!
真風(MAJI)
女性が吉祥寺でラーメン食べたいなーと思ったら、まずは「真風(MAJI)」を試してほしい!オススメは人気の「鯛塩」(850円)。
スープはクリーミーですが味は濃いわけではなくあっさり。鯛でとった出汁が香り、健康的な魚介スープです。具のホウレン草と相性が抜群。麺は中細で、縮れたパスタのようなモチっとした食感。チャーシューはひじょーに柔らかく、口の中でとろけてしまうほど。
休日はオープン前から並ぶほどの人気店です。
一圓 本店
「一圓」は、餃子も人気のラーメン店。こちらも休日の昼ともなるといつも並んでます。麺は柔めの中太で、スープは豚骨と鶏ガラを炊いたあっさりの醤油スープ。
個人的にはどこか懐かしい生姜の風味が好きです。安定的な旨さが同店の特徴かも。焼餃子とともにいただきましょう!
つけ麺 えん寺
吉祥寺でつけ麺食べるなら絶対に外せないのが「つけ麺 えん寺」。
麺は一度水でひきしめますが、その代わりスープはアツアツ。たくさんの魚介と野菜をじっくり煮込んだスープは麺と絡んでスルスルと口の中に入ってしまいます。あまくて風味豊かで、濃厚なのにしつこくない。
自分で薄めることができるので、味の濃いのが不得意な人は、薄めて食べるとちょうどいいかもしれません。一度食べたら間違いなく忘れられないつけ麺です。
ぶぶか
吉祥寺で最も有名と言っても過言ではないのが油そば「ぶぶか」。
店内の貼り紙には「体調の悪い方はご遠慮ください」との注意書きがあるほど、インパクトのある油そばです。
特製タレともっちり太麺が抜群に相性がいいんですよね〜(๑´ڡ`๑)深みのあるタレは創業から継ぎ足していてコクがあり、見た目とは裏腹に、思った以上にあっさりしてます。
卓上には調味料のニンニク、豆板醤、ラー油、酢などがあってカスタマイズが可能。この無料カスタマイズの豊富さがぶぶかのいいところでもあります。
野方ホープ
「野方ホープ」は、個人的には吉祥寺で最も好きなラーメンかもしれません。
濃(こく)は、のり、ネギ、チャーシュー、もやし、メンマに加え、自家製マー油と辛みそ、じゃがいもペーストがのっているのが特徴。
中太ちぢれ麺にスープの脂が絡んでるけど、それほど重くないんです。
豚骨、鶏、野菜から抽出したスープは、ただの豚骨醤油でもなく、なんとも絶妙なバランスをとっています。そこに魚介だしがプラスされているので、とんこつなのに脂っぽさを感じさせない工夫がなされてます。たまに無性に食べたくなるラーメンです。
女性や子供客も多い、老若男女に好かれるラーメン店です。
珍来亭
ハモニカ横丁にある「珍来亭」は、長年地元の人に親しまれてきた小さなラーメン屋さん。
特製ラーメンは、味玉と、メンマたっぷり、小松菜、チャーシュー、海苔が乗ってます。いかにも昔ながらのラーメン。
鶏ガラと醤油ベースですが、このスープがどの店にも真似できないお味。出汁の旨味が出てて、サッパリながらもコクが強い。このしょう油ダレは、創業以来つぎ足し続けた出した深みのあるお味だそうです。
麺は中太のちぢれ麺で、スープとよく合う食べ心地。完成度の高いしょう油ラーメンです。
麺僧
10年以上吉祥寺で営業している「麺僧」。つけ麺は、酸味が利いたつけ汁に細麺が絡んでウマイ!
具が冷やし中華みたいに細かく選り分けられているので、何を麺と一緒に食べようかなぁと選べるのもいいです。チャーシューが大きくて旨みがあって、ホロホロした食感に大満足!
コッテリし過ぎず、それでいてコクを感じるスープ。昔ながらの細麺。そしてなにより、今日は何にしようかな〜と迷えるほどの豊富なメニューが同店の最大のウリかもしれません。
青葉
メニューはとてもシンプルで、基本は中華麺とつけ麺の2種類のみ。
毎日食べたいと思える魚貝ベースのすこし甘酸っぱいつけ汁と、中華麺は相性バツグン。このバランスにいつも感心します。
そして意外と知られていないゆず唐辛子を入れると、ゆずの爽やかな香りが口の中に広がり、唐辛子のパンチのある辛みがスープに混じり合って食欲増進します!一度食べたらクセになるのでオススメ。
ホープ軒本舗
サンロードから路地に入ったところにある老舗ラーメン店「ホープ軒本舗 吉祥寺店」。黄色い地に赤の文字が特徴です。
東京の背脂豚骨ラーメンの元祖とも言われるマイルドな濃厚スープ。豚骨なのに臭みがないんです。僕は豚骨の臭みが苦手なんですが、ホープ軒本舗のラーメンは全然臭くないのでいただけます。
屋台時代から変わっていないという中太ちぢれ麺が濃厚スープにピッタリ。豚骨の甘みがちぢれ麺に絡み、ちゅるちゅる〜って口の中に吸い込まれていきます。誰もが好きな変わらぬお味。
麺屋海神
井の頭通り沿い、丸井の斜め向かいビルに2Fにある「麺屋海神」。
旬の鮮魚のアラを丹念に炊き上げて作られたスープが人気のお店です。「あら炊き塩らぁめん」(880円)は、輝くスープが特徴的。目を引くのが、海老のつみれと鶏のつみれ。ラーメンにつみれとは珍しい!そして麺の細さにも驚かされます。こってり系の多い吉祥寺には、珍しいラーメン店。
細い麺がそばのようにスルスルっと口の中に運ばれます。そこにさっぱりしたスープが一緒に口に入ってきて、魚介のいい香りが口の中に広がる。ラーメンを敬遠しがちな女性も食べやすい印象です!!
春木屋
昭和25年、荻窪に創業した老舗中の老舗「春木屋」。同店は荻窪本店と吉祥寺店の2店舗を構えています。
休みの日ともなると、行列をなす超人気店!!単純な醤油ラーメンではありません。煮干しとかつおのような魚介出汁がいい香り!!ちょっと甘めなスープです。
麺は中太のちぢれ麺で、独特の食感で、スープとよく絡んでうまーい!!!
麺は言葉に表現しにくいですが、他店の麺とは一線を画すモチモチ感。これがどうしてもクセになっちゃうんです。
三鷹大勝軒
ヨドバシ裏エリアにある「三鷹大勝軒」。吉祥寺にあるけど三鷹大勝軒。
コクがあって、煮干しが際立つこの中華麺が特徴。麺もツルツルというよりチュルチュルしてお口に吸い込まれてしまいます!チャーシューもしっとりと柔らかくておいしいんですよね〜ლ(´ڡ`ლ)
中華食堂一番館
吉祥寺サンロードに店を構える中華料理店「中華食堂 一番館」は、なにより安い。吉祥寺で最もリーズナブルにいただける中華料理店でしょう。
麺類は、黒醤油らぁ麺(420円税込)、炙り叉焼麺(500円税込)、コクだし中華そば(420円税込)、かけらぁ麺(290円税込)など14種類から選べます。
最も安い「かけらぁ麺」は、小腹が空いたときにいただいてもいいかも。
シンプルでどこか懐かしい味ですが、290円とは思えないほどのクオリティー。600円と言われても安いと思えるほど。
武蔵野アブラ学会
こってり喉カラカラ極太麺の男メシ油そばをいただくなら「武蔵野アブラ学会」です。(2021年2月に南口へ移転)
極太麺がなによりも目を引きます。やや固めの茹で具合でしっかり歯応えあり。具のネギやカイワレ、メンマ、ナルトはこってりの中、サッパリしていい感じにアクセントに。チャーシューも柔らかくて美味しい!!
進ちゃん
コピス吉祥寺の地下1階にある佐野ラーメン&黒から揚げ店「進ちゃん」。
吉祥寺で佐野ラーメンがいただけるのはここだけ。こってり系が多い吉祥寺で、さっぱりラーメンがいただけます。青竹を使って麺を打つ平麺とコクのある醤油ベースのスープが特徴。
あっさりとして飲み干しやすい透き通ったスープは、しっかりした旨味。多加水麺の平麺は、柔らかく食感はツルツル、モチモチ!!
向日葵
三鷹市下連雀にある小さなラーメン店「中華そば 向日葵」。
透き通って綺麗な茶色のスープに細めのストレート麺、そしてメンマ、これまた綺麗なピンク色の豚肩ロース肉チャーシューに三つ葉と刻みネギ、味玉。
子供から年配の方まで安心して食べられるよう、化学調味料無添加スープにこだわっています。醤油ダレ、塩ダレ、チャーシュー等、全て無添加の自家製で作られています。吉祥寺で最も上品なラーメンでしょう。
横浜家系らーめん 武道家
ガッツリこってりのとんこつだし、店名からしてメンズ向けかと思いきや、意外と女性客も多いラーメン店「横浜家系らーめん 武道家」。
超こってりのとんこつですが、それほど匂いも気になりません。お店の前は全く香らないのが不思議。炊き出したスープはとんこつの凝縮した旨味と醤油味が濃厚。ウマい!!
麺は中太平打ち麺。ムチっと力強い食感がスープと相性が抜群にいいです。
九州らーめん 祥
吉祥寺サンロード内にある「九州らーめん 祥」。
讃岐うどんにも使われる良質な小麦を使った極細麺のとんこつラーメンです。臭みが全然ないのが嬉しい。スープはマイルドでコクがあり、クセのない“The とんこつ”!!
同店のスープは豚骨の下処理(血抜き)を丁寧に行い、酸化をおさえる独自の 手法でマイルドに炊き上げ旨味を引き出しています。
そしてなにより“ばり”かためでオーダーした極細麺の食感がたまりません!
一風堂 吉祥寺店
2020年7月27日(月)よりペニーレーン沿いのビル1階へ移転し、リニューアルオープンした「一風堂 吉祥寺店」。
コンクリート壁には大きな映像が映し出され、先進的なイメージが全面に押し出されています。
いやー味はやっぱり間違いなし!!臭みのない豚骨スープに自家製の香味油と辛味噌が加わって濃厚!一杯のラーメンの中で味が幾層にも重なり、奥行きと調和が楽しめます。
麺は博多ラーメンならではのストレート細麺。少し硬めの麺食感はクセになる。
【NEW】宏ちゃん
吉祥寺にある数少ない味噌ラーメン専門店「宏ちゃん」。とんこつラーメン店が多めの吉祥寺で、ウマい味噌ラーメンがいただけるお店です。
個人的には大好物の中太でちぢれ麺!!味噌らーめんは、スープと麺の絡み具合が一番重要だと勝手に思い込んでますが、さっぱりとした甘辛い味噌が麺と合います。
麺屋YAMATO
2021年1月18日(月)、三鷹台にオープンした「麺屋YAMATO」。下連雀にある「中華そば 向日葵」の2号店。
あいかわらず美しく、一杯一杯丁寧に作られていることが伝わってきます。
スープは、鳥取県産の大山鶏をベースにしていることもあり、鶏の旨味が口の中に香ります。魚介出汁とよく合わさってバランスのよい味わい!旨味にこだわった3種の醤油を使用しているそう。麺は全粒粉入りの中太手揉み麺で、歯ごたえはモチモチとした食感。向日葵本店の細麺とは全く異なる。
そして美しさを伴ったチャーシューは、低温調理により豚も鶏もしっとり!!柔らかく上品でおとなしい味に仕上がっています。
Tombo
2019年東京ラーメンオブザイヤーで新人賞を総合1位を獲得したラーメン店「Tombo」。
三河製麺のほぼストレートな中細麺を使用しており、柔らかめな食感。柔らかめといっても伸びているわけでなく、細麺の中にもモチモチ感を感じられます。
鶏や煮干し、昆布、など多彩な旨味や、香り高いスープが特徴的。このスープの味わい深さが楽しめる一杯。
【閉店】らーめん さくらい
1970年創業の吉祥寺の風物詩的な老舗ラーメン店「らーめん さくらい」。2021年1月31日(日)をもって閉店しました。
人気のタンメン塩味(800円)は、炒めたモヤシ、キャベツ、トウモロコシと言った野菜から滋味溢れる出汁のさっぱりスープ。
モチモチの中太麺との相性がバツグンでした。
ラーメン超激戦区な吉祥寺は、ウマい店が集約されております!!!