吉祥寺・井の頭公園に新オープンの「ISENTEI」立地・人・味が美しく揃った最高レストラン

2021年9月13日(月)、吉祥寺・井の頭公園内の弁財天を臨むようにひっそりと建つ食事処「井泉亭」が、本格ナポリピッツァとイタリアンのお店「Pizzeria Trattoria Bar ISENTEI」としてリニューアルオープンします。

今回は特別にじっくりと取材させていただいたので、詳細レポをお届けします!!

約200年以上の歴史を持つ老舗食事処がリニューアル

井泉亭は創業が江戸時代、約200年以上の歴史を持つ老舗。江戸時代、弁財天の参拝者たちをもてなすため、地元の有力者や地主たちによって建てられたと伝えられている食事処。

文献が残っておらず、正確な創業時期はわからないレベル。村尾正靖(嘉陵)が書いた紀行文集「嘉陵紀行」で、1816年に訪問したことが記載されているので、それより前の創業であることはわかっています。

そんな歴史のある井泉亭が、ナポリピッツァとイタリアンのお店「Pizzeria Trattoria Bar ISENTEI」としてリニューアルすることに。ピッツァ職人(ピッツァイオーロ)の薪窯ナポリピッツァ、季節の食材を使ったイタリア料理、バリスタが淹れるイタリアエスプレッソが楽しめます。

新生“井泉亭(ISENTEI)”の物語

永福町の名店「ラ・ピッコラ・ターヴォラ」で腕を磨いた田中健太郎氏が、縁あってISENTEIのピッツァイオーロに就任。そこから新生“井泉亭(ISENTEI)”の物語が始まります。

左:シェフの菅原大夢氏、真ん中:ピッツァイオーロの田中健太郎氏、右:バリスタの明建充氏

田中健太郎氏は、永福町のラ・ピッコラ・ターヴォラで修行し、2019年に行われた真のナポリピッツァ協会主催の世界大会「真のナポリピッツァ オリンピック’19」において、日本代表選考会を突破し、日本代表として本戦に出場。個人世界ランキング8位(真のナポリピッツァ部門)、団体で銀メダルを獲得。

いわば“ピッツァ界のオリンピック選手”。

26歳という若さでシェフを任されるのは、同じくラ・ピッコラ・ターヴォラでスーシェフを経験後、南青山の超有名レストラン「イル・テアトリーノ・ダ・サローネ」で2番手として腕を磨いた菅原大夢氏

ピッツァ以外のパスタやメイン、ドルチェなどを任されます。

そしてバリスタの明建充氏は、「アニヴェルセル カフェ」や「エンポリオアルマーニカフェ表参道」など数々の企業でシェフやバリスタとして腕を磨き、イタリア・ミラノ「AIBIS」認定バリスタ、トリイエステ「illy」公認バリスタとして活躍。奥様がラ・ピッコラ・ターヴォラのマネージャーだったことから、田中氏に声をかけられ同店のバリスタとして就任することに。

これほどの華麗なる経歴の持ち主3人が集結しオープンするISENTEI。最高の立地に、歴史、料理人の腕、この上ない条件が揃っており、人気が出ることが約束されていますよね・・・

大きなピッツァ窯

さて皆さんの気になる内装ですが、井泉亭からガラッと印象が変わりました。店内入るとまず目に飛び込んでくるのが、大きなピッツァ窯

そしてリニューアル前は畳の和室だったスペースは、テーブルと椅子が置かれイートインスペースに。

席数としては40席で、今後状況に応じて少しずつ増やしていくそう。

そして入って右側は、井の頭池を見ながらゆっくりと食事がいただけるカウンター席。

バリスタと会話しながらエスプレッソやコーヒーがいただける立ち飲みカウンターも併設しています。本場イタリアのように、気軽に寄ってエスプレッソだけ飲んで帰ることも可能ですよ。

ランチメニューとおすすめ

同店はコースなし、アラカルトでのみ提供。また「一品一品をじっくり楽しんでほしい。」という想いから盛り合わせメニューはありません。

ランチメニューは現時点、ピッツァ12種類とパスタ3種類。ディナーにはピッツァの種類が2倍、パスタがさらに6種類とメインメニューが加わります。

ピッツァのおすすめを伺うと、田中氏いわく「まずはブファリーナをお召し上がりいただきたい!」とのこと。

ということで、ブファリーナをいただきました。

ピッツァは直径約30cmのナポリサイズ。仮に2人で訪問するなら、ピッツァ1枚とパスタ1つをシェアすればちょうど良いボリューム感になるでしょう。

賞味期限が5分のピッツァ

もちろんピッツァは自家製。ナポリピッツァには細かい決まりがあり、その条件通りに作ったピッツアを提供することで、「真のナポリピッツァ協会」に認定されます。

具体的には、「生地に使用する材料は、小麦粉、酵母、塩、水の4つのみ」「生地は手だけを使って伸ばす」「窯の燃料は薪もしくは木くずとする」など、細かく忠実に従うことが基本です。

生地をこねた後、1次発酵として30分ほど寝かせます。

こねた後、常温で寝かせる生地

そして1つ250gほどの塊に分け、丸めて形を整え、兵隊のように綺麗に整列させます。

均一にこねられた生地を1つ250gの球に丸める

その後、常温で8時間ほど発酵させると膨らんだ状態に。すると…

生地は膨らみ、パンパンに整列した状態でお目見え。う、美しい・・・

ピッツア窯は、本場ナポリでも有数のピザ窯職人ステファノフェラーラ氏によって設立された、ステファノ フェラーラ フォルニ社のピッツァ窯を使用。

ピッツェリアにとって窯はお店の顔になるので、機能性だけでなくデザイン性も優れているのが特徴的です。ステファノの窯は世界中のピッツァイオーロ達から絶大なる信頼を得ているそう。

いよいよ生地を伸ばしてから食材をトッピングし、約500度の窯で1分半ほど焼きます。

あっという間に焼けたブファリーナ。いよいよご対面!!

チーズがグツグツ言ってる。高級な水牛モッツァレラを惜しげもなくふんだんに使っています。

本場ナポリピッツァの賞味期限は5分!!写真なんて撮ってる場合ではありません。

それでは早速、\いただきまーーーす/

ピッツァ生地のもちっと食感、トマトの濃厚な甘味と酸味にモッツァレラのミルキーなコクがたまりません。みずみずしいトマトと適度な塩気をもった水牛モッツァレラなど、全体のバランスが本当に素晴らしい。

そして本場のナポリピッツァは、まわりの耳の部分(コルニチョーネ)もウマいのです。表面がよく焼けた耳の部分はサクッとした口当たりで、中の空洞の部分が香ばしくもちっとした食感になるんです。

この部分だけでもずっと食べていられますよ。絶妙な柔らかさともっちり具合。(バターつけて食べたい)端から端まで全てが美味しい!!!!!

次回へ続く

と、まだ今回は基礎知識やピッツァをご紹介しましたが、まだまだ紹介したいポイントがたくさんあるので、次回へ続きます。お楽しみに!!

店名 Pizzeria Trattoria Bar ISENTEI
オープン日 2021年9月13日(月)
営業時間 Lunch 11:30〜14:00(L.O.)
Caffe 14:00〜16:00(Food L.O.)16:30(Drink L.O.)17:00クローズ
Dinner 17:30〜21:00(Food L.O.)21:30(drink L.O.)22:00クローズ
※緊急事態宣言中は20:00クローズ
住所 東京都三鷹市井の頭4-1-7 公園内
地図
Instagram isentei202109
禁煙・喫煙 全席禁煙