古民家をリノベーションした食堂「りげんどう」でいただく手のひらランチ

こんにちは!ながのです。

西荻窪は素晴らしいカフェが多いのですが、その中でも存在感抜群の古民家カフェ、りげんどう(Re:gendo)のご紹介です。

古きを生かし、新しき味覚と感性を味わえる貴重なお店

南口を出てスプーンのある通り少し歩き、右に曲がったカナムの奥にあるりげんどう。本日は予約して参りました。

土曜日の雨の日ですが、お客さんが次から次へと・・・すごい人気です。

昭和初期の家屋をリノベーションした店内

古民家を舞台にした飲食店は増えてますが、こちらは別格と言ってよいと思います。

飲みたい…これ絶対おいしい。

まず店内の雰囲気。島根県は石見銀山の「群言堂」というお店がプロデュースしており、島根の職人さん達の手で綺麗にリノベーションされています。

どこを切り取っても温もりを感じる風景。昭和初期の文化住宅を味わえる素敵な空間です。
隣とのテーブルと距離もあり、とても落ち着けます。

案内してくださるスタッフさんも丁寧で説明が大変わかりやすい。物腰も柔らかく、おもてなしの心が大変心地よいです。

ランチセットの2つ

さて。予約していた「むすび膳」と「にぎり野菜寿司膳」をオーダー。

サービスがすべて上質です

おしぼりは柔らかくて、肌馴染みの良い布で、ほのかにハッカの香りがします。

待つこと10分ほど。待つのに全く苦にならない空間です。。。
来ました!

にぎり野菜寿司膳

にぎり野菜寿司膳 1,500円+税

配膳してくださったスタッフさんが野菜寿司の具材を一つずつ丁寧に説明してくれます。
えごまやヤングコーンを手まり寿司のような形で楽しめる御膳です。

ヤングコーンの上にあるのはコーンのヒゲ。味付けはほぼなく、コーンのおいしさだけを味わえる楽しい逸品です。

こちらはカレーとにんにく。口に入れると酢飯とスパイシーなカレーの相性にびっくり。意外な組み合わせですが美味です。

むすび膳

むすび膳 1,500円+税

まずですね。お米がもんのすごくおいしいです

むすび膳では土鍋で炊いた白米のおむすびがいただけます。

お味噌汁はハッとするくらいいいお出汁で味噌もふんわりとした滋味を感じます。

小鉢もどれも素晴らしく、目と舌で楽しめます。

メインのヤンニョムチキンはコチュジャンの深い発酵の味わいが鶏肉のうまみを存分に引き出しています

こちらは手のひらの料理をテーマにした2つの膳です。

病を治すことを「手当て」と言い、痛いところに手を当てる、神仏に祈るときも手のひらを合わせる。
手のひらには力が宿っているという考え方から「にぎり膳」と「むすび膳」は生まれたそうです。

お料理を担当されている杉本さんにお話を聞かせて頂きました。お昼どきでお忙しいところありがとうございました…。

ーーとても彩りが綺麗でおいしい食事でした。

杉本さん「ありがとうございます。東京のみなさんはお忙しく保存食などを作るのも大変だと思いますので、ケ(褻)のお料理ですが、少し華やかなものを、と思っています」

※筆者注:ケ(褻)は日常。反対語は「ハレ」(祭りや結婚式)

絶品

ーーお米がとても美味しかったです。

杉本さん「お米は結び地区という場所で作られています。島根はもともと米所でして、我々は中央の方ですが、沖ノ島や山口でもすごくいいお米がとれるんですよ」
…関東に住んでいるとつい新潟や秋田に目が行きがちですが、これからは島根も注目します…!

ーー今日のむすび膳や野菜寿司膳、韓国料理がテーマでしたか…?

杉本さん「今回は韓国料理を少し取り入れました。元々島根県は韓国から渡来してきた方が郷土的に多い地区であり、料理の他にも焼き物染め物などの民芸運動(民藝運動、みんげいうんどう)が盛んな地区でもあります。柳宗悦や河井寛次郎が長く住んでいました。
タイやベトナムも含めて、そういったところに郷土食のルーツがあるので、スタッフに伝えながらお料理を提供しています」

※筆者注:柳宗悦は「民藝運動の父」と呼ばれる思想家。朝鮮半島の文化に感銘を受けていた。

…純粋な日本料理・和食だけにこだわるのではなく、素材や調味料のルーツを考え、振り返り、新しきを生み出しながら、その全てを若いスタッフに伝えていく…。

胸にストンと降りるお話でした。

今回の膳はひげ根やエゴマの葉など、細部まで韓国の風土と日本食の繊細さを感じました。日本のものと思ってたものが、ルーツを辿ると違った見え方がしてくるのは、非常に面白いですね。(月ごとに内容は変わります)

お食事後はぜひ2階へ

2階は雑貨や服が販売されています。
染めがとても綺麗な服、お話に伺った素朴で使い勝手の良さそうな生活用品の数々。

どれも眺めていてうっとりするような品々です。

特にスキンケアのシリーズはアポセカリー(メディカルと健康)の視点から見ても使いやすい上質なものが揃っていました。

インスタ映えを狙ってやってくる、という人よりも、昔ながらの日本家屋と和の食文化に触れにくる方々が多い気がします。

一品一品、心を込めて作られたお食事を楽しませてくれる素敵なお店です。
「食」の大切さを改めて感じさせてくれます。

お食事のときに出されたお茶がおいしかったのでお土産に購入しました。

こぉか茶 540円

初めて飲む品種でとても気に入りました。黒豆やほうじのような風味で、とても香ばしいです。

リゲンドウはお電話で予約できます。土日は混み合うので(平日もかな…?)ぜひお電話予約を!
本日もごちそうさまでした!

店名 りげんどう (Re:gendo)
営業時間 ランチ/11:00~14:30(L.O)
カフェ/11:00~18:00(L.O)
物販 /11:00~19:00
定休日 火曜日
TEL 03-5941-8664
住所 東京都杉並区松庵3-38-20
地図
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