吉祥寺駅から末広通りを歩き、蒙古タンメン中本のあるビルに到着。脇の狭い階段を降りた先で出迎えてくれるのが、カルボナーラ専門店「HASEGAWA」。2025年3月7日(金)にオープンしました。
早速食べてきたのでレポ!
シックなイタリアンレストランのような雰囲気
HASEGAWAのカルボナーラとは、店主の味覚の共有。
2018年に日曜日限定で吉祥寺に出店し、その後、神楽坂で常設店を構え、本格的に「カルボナーラを極める」道へ。そして今回、満を持して再び吉祥寺へ戻ってきたというわけです。神楽坂店につぐ2号店。
扉を開けると、茶色と赤レンガをベースにした落ち着いた空間が広がっています。レンガ壁が印象的で、店内にはどこかクラシカルなムードを漂わせるテーブル席が並び、カウンター席も配置。
ワインボトルやコートハンガーが飾られ、照明はやや控えめ、まるでシックなイタリアンレストランのような雰囲気です。神楽坂店が持つ大人っぽい空気をそのままに、しっかり吉祥寺スタイルにもフィットさせている感じ。席間も広めで、一人でもグループでもリラックスして過ごせそうな印象です。
オーナーシェフの長谷川氏いわく、「チーズや卵の分量は数グラム変わるだけでまったく違った味わいになる」ことを念頭に、とにかく自分が“最高においしい”と思うカルボナーラを探求し続けてきたそう。その味を共有するお店です。
ランチメニュー
席に着くと、メニューにはズラリと並ぶ“カルボナーラ”の文字。
人気No.1はもちろん王道ベーコンカルボナーラですが、神楽坂店のNo.2は圧倒的に山椒のカルボナーラとのこと。
迷いに迷うものの、この日は「王道にするか、山椒やわさびに冒険するか…」などと悩んだ末、今回はオープン当初の人気メニューが進化して復活したという”新”韓国風カルボナーラに削りたてチーズを追加し注文。
ランチではサラダがついてきます。
究極の卵とチーズの融合
オーダー後、ほどなくしてサラダが運ばれてきました。シャキシャキのレタスにオニオン、キャロットが彩りを添え、上にパラパラとフライドオニオンが散らされており嬉しくなる一皿。
すっきりしたドレッシングが程よく野菜に絡み、重めのカルボナーラに備えるにはうってつけの前菜。
そして、いよいよメインディッシュの「”新”韓国風カルボナーラ」が到着。白い大きな皿に盛られたパスタの上には、削りたてチーズの雪がこれでもかと降り積もり、その山の中腹にはキムチと大きめカットのベーコンがゴロゴロ。
まず目で見て一気にテンションが上がるし、さらに近づけばチーズと卵の香りがふわっと鼻を刺激。
フォークで麺を巻き取り、一口食べると、卵のコクとチーズの旨みがガツンと口いっぱいに広がります。しかも生クリームを一切使っていないというのが信じられないほどクリーミーで、濃厚なのに重たすぎず、むしろふんわりとした軽やかな口当たり。
これが数グラム単位で調整された卵とチーズの魔法か…
ベーコンの塩気も程よく、カリッと焼かれた香ばしさが卵とチーズの甘みにアクセントを加え、全体としてバランスが絶妙。キムチとごま油のパンチがあとからじわじわ追いかけてくるので、最後まで飽きずにペロリと食べられてしまいます。深みあるチーズの風味と韓国風のピリ辛感が後を引く。シャープな辛みとコクのバランスが新たな境地へ。
レンガ壁に掛かった黒板には、「1番美味しいと思う『食材』、『分量』、『調理法』で作っています。日本一多くカルボナーラを食べて、作ってきた自負があります」と書かれており、この言葉に嘘はないと感じさせる完成度の高さがある。これぞ“究極の卵とチーズの融合”ですわ!!
山椒の痺れやレモンの酸味、生わさびの刺激など、冒険的なメニューにチャレンジするのも醍醐味。「卵×チーズ」というシンプルな素材の組み合わせをこれでもかと突き詰めている様子が伝わってきます。
カルボナーラってこういう味もあったんだ!という新鮮な驚きが待っていますよ!
店舗概要
店名 | カルボナーラ専門店HASEGAWA 吉祥寺 |
営業時間 | 11:30〜15:00 / 17:30〜21:00 |
定休日 | 月火 |
TEL | 0422-26-6675 |
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-9-10 吉祥寺ファーストビル B1F |
地図 | |
@carbonara.kichijoji | |
禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |