2021年4月、三鷹市新川の住宅街にひっそりとオープンした「喫茶たからばこ」(@takarabako_kissa)。
滞在時間は1時間。”時間”を大事に感じ、濃厚なひとときを過ごすことができました。
※2022年1月15日更新:同店は移転オープンしました。新店レポはこちら▼
“心の余白”が生まれる場所
“たからものがみつかりますように”という想いが込められた店名。完全な住宅街にあり、宝箱を求めるような思いで探した秘密基地。
やっと発見したお店はアパートの一角にあり、金曜と土曜のみ営業と、近所に住んでない限りタイミングが合わなければ、なかなか出会うことができない幻の喫茶店。希少性が高いのでなおさら心くすぐられます。
夏が終わろうとしていたある日、ちょうど在宅ワークだったので、仕事の合間を縫って訪問してきました。
お店はオーナーの和香奈さんとお母さん2人で切り盛りしています。すべてが手作りで、基本はお弁当、店内も5〜6席と小さく可愛らしいお店。風鈴の音が心地よい。
メニュー
ぬくもりを感じる手書きのメニュー。メニュー内容を見る前に、和香奈さんのメッセージをどうぞ。
「みつけてくれてありがとうございます。たからものがみつかりますように。日常で当たり前のこと、なんてありません。当たり前に、見えているだけです。どうかより多くの人が”時間”を大事に感じられますように。」
想い想いのメニューたち▼
※季節に応じて、メニューが変更になる可能性あり。
こんなに隅から隅まで見たいと思わされるメニュー表は初めて!各メニューのネーミングが魅力的すぎて・・・5つぐらいオーダーしたい。そんな欲求を抑え、オーダーしたのは昔ながらの宝箱弁当と自家製プリン!
日常にひそむ宝箱を発見
風鈴が鳴り、心地良い風が通り抜ける店内で待つこと10分ほど。やってきたのはワンプレートに具がてんこ盛りの焼肉弁当!
ある個人経営の喫茶店のメニューを想像しながら、隣で営業している建設会社の方たちのことも考えてメニューにいれたという”昔ながらの焼肉弁当”です。
じゃがいもやナス、枝豆、サラダ、そしてご飯と生姜焼き。お皿に所狭しとギュウギュウに詰め込まれています。おかずは毎回一緒ということはほぼないそう。
お弁当であれば、蓋をあけるとこの手作りな絶景が広がるわけです。”宝箱弁当”の名にふさわしいボリューム感!!嬉しい!!
\それではいただきます・・・/
染みる。体に染みる。
新鮮な三鷹産の夏野菜たち。ひとつひとつ丁寧に作られた料理。優しい味付け。全てお母さんの手作りだそう。
自分の母が作った弁当以上に母の弁当感。懐かしい。どうしよう、美味しすぎるよ。泣けてくる。
そして自家製プリン。和香奈さんがプリン作りにハマっているそうで、いつも同じプリンが出てくるとは限りません。
今回のプリンのテーマは『雲の上のさくらんぼ』。
たっぷりのカラメルソースをたたえた器の真ん中に、美しさすら感じるプリンが堂々と佇んでいます。クラシカルな雰囲気をよりアップさせる生クリームと1粒のさくらんぼ。
スプーンを入れると、表面から中までしっかりと抵抗を感じる!たまご感あふれるしっかり固めです。カラメルの香ばしさもしっかりめ。
これはうんまいーーー!!!これぞ喫茶店のプリンじゃー!!
と、取り乱すほど美味しい料理をいただきつつ、外で鳴くセミは減りつつあることを感じ、夏の終わりを告げられた気がしました。
濃厚な1時間。夏の最後に良い思い出をありがとう!日常にひそむ宝箱を発見することができました。忙しい日々を過ごすあなたにこそ、一度時間をつくって訪れてみてほしい喫茶店です。宝箱はあなたの中に。
インスタでは和香奈さんによる想い想いの投稿を見ることができるので、よければどうぞ。→ takarabako_kissa
店名 | 喫茶たからばこ |
営業時間 | 金・土のみ11:30~17:00 |
定休日 | 日〜木 |
TEL | ー |
住所 | 東京都三鷹市新川2-9-3 |
地図 | |
takarabako_kissa | |
禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |