吉祥寺・公園口エリアの一角、夜営業のお店が入るTHE DINING ROOM内に、新たなラーメン店「横山食堂」がオープンしました。八王子ラーメン専門店。
目印はオレンジ色の看板。早速食べてきたのでレポ!
客席6席、しっとり静かな空間。ラーメンと向き合うひととき
店内はカウンター6席のみ。シンプルで清潔感のある造りながら、椅子にはビンテージ感あるクッション付きチェアが並び、ほどよく居心地のよさも演出。
タブレット端末で会計を済ましてから、席に座ります。現金不可でキャッシュレス決済のみ。
メニューは潔く一択。「八王子ラーメン」(970円税込)一本勝負(チャーシューや海苔の追加トッピングはあり)。1000円でお釣りくる嬉しい価格設定。
卓上にはGABANのブラックペッパーのみ。トッピングや味変を極力排し、「一杯で完成している」ことを物語っていかのようです。
地域で愛され続け“ご当地ラーメン”として知られる八王子ラーメン。特徴は鶏ガラや豚をベースにした澄んだ醤油スープに、表面を覆うラード、そしてトッピングにはたっぷりの刻み玉ねぎ。
八王子ラーメンとは?刻み玉ねぎとラードが決め手
目の前では一杯一杯、丁寧に作る様子が伺えます。
注文して7〜8分ほど。目の前に着丼したのは、黄金色に澄んだスープに、整然と並ぶ具材たち。チャーシュー、メンマ、海苔、そして中心には刻み玉ねぎがこんもり。
では早速いただきます・・・
わぁこれは旨い。
まずはレンゲでスープを一口。ふわりと鼻に抜ける香ばしいラードの香り、奥から広がるのは、豚清湯のまろやかなうまみ。24時間じっくり炊き上げられたスープに、羅臼昆布と干し椎茸のだしが重なり合い、雑味のない輪郭のはっきりした味に仕上がっています。
玉ねぎの存在が、シンプルな一杯に奥行きを与え、最後の一滴まで飲み干したくなる中毒性を生み出す。
醤油ダレも抜かりなし。JAS規格の超特選醤油に瀬戸内産いりこ、古式みりんが合わさることで、柔らかくも深みのあるキレを実現。醤油ラーメンの王道にして、どこか上品な余韻を残します。
特注麺とトロけるチャーシュー。箸が止まらない名コンビ
麺は、三河屋製麺の丸みある中太ストレート。つるつると滑らかで、歯切れが良く小麦の甘みを感じさせる絶妙な仕上がり。スープの持ち上げも申し分なく、口の中での一体感がすばらしい!!
そして驚くべきはチャーシュー。180日間かけて育てられる「岩中SPFポーク」のバラ肉を使用しており、口の中でホロリと崩れる柔らかさと、広がる豚の旨みが際立つ〜!!脂の甘さも重くなく、醤油スープとの相性も抜群。
メンマは店内で煮込まれていてしっとり。ほどよい甘辛さで、懐かしさと新しさを兼ね備えた味わい。
そして中心に鎮座する玉ねぎは、兵庫県・淡路島産。辛味は抑えられ、代わりにふわっと広がる甘みとシャキシャキした歯応え。ラードのコクを引き締めつつ、後味をすっきりまとめあげる名脇役ですわ。
牛丼に紅ショウガを添えるような、計算され尽くした存在。これがあるからこそ「もう一口」とレンゲを運ぶ手が止まりません。
あっという間に食べきってしまいました。すべてに「いい素材を、丁寧に」が詰まってた。
ラーメン激戦区で、ラーメン好きを唸らせる一杯に出会った気がします!
公式アカウント→ @yokoyamashokudo
店舗概要
店名 | 八王子ラーメン 横山食堂 吉祥寺店 |
営業時間 | インスタを確認 |
定休日 | 不定休 |
TEL | ー |
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-9-11 第2じぞうビル 2F E号室 |
地図 | |
Instgaram | @yokoyamashokudo |
禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |