普段使いの最高峰…吉祥寺駅前の大人の隠れ家「焼き鳥屋 てら」香り楽しむ極上の鶏料理

吉祥寺の駅前にひっそりと佇む「焼き鳥屋 てら」は、ただの焼き鳥屋とは一線を画す、大人の隠れ家。

炭の香りを愛してやまない店主によるワンランク上の焼き鳥や、海鮮、そして選びぬかれたお酒を楽しみたい人にとっては、まさに駅前の秘境でしょう。人には教えたくないお店を見つけてしまった…

駅前の雑居ビル、外と中のギャップに惚れ込む

吉祥寺駅公園口を出て徒歩1分、外見は雑居ビルの2階。1階には「らーめん 武道家」。一見するとありふれた建物ですが、店内に足を踏み入れるとそこはまるで別世界。

温かみのある照明と木製の家具で統一された落ち着いた雰囲気。カウンター席は開放感があり、厨房を間近で感じられるようになっており、目の前で料理の調理過程を楽しむことができます。

雑居ビルの外階段をのぼるときの不安は完全に払拭され、むしろそのギャップにより”知る人ぞ知る大人の隠れ家感”が演出され、特別感により気分が高揚する。

テーブル席はゆったりとしており、複数名でリラックスし食事を楽しめます。

壁にはポップな切り絵アートが複数飾られているのが目に入ります。実は「孤独のグルメ」の作者・久住昌之氏が描いたもの。

和テイストのお店ながらも、絵がモダンなインテリアとして溶け込んでいる。肩肘張らず、ワンランク上の食事を楽しんでほしい、そんな店主である寺田氏の思いが店作りからも読み取れます。

メニュー

多くの居酒屋は、手間を考えて卸先を少数に絞りますが、同店名物の焼鳥は、部位の数だけ仕入れ先があると言っても過言ではありません。

メニューは寺田氏がこだわりを詰め込みすぎて、種類が非常に多い。

以下、メニューよりほんの一部だけ抜粋(全て税込)。

ほんの一部です。上記以外にも寺田氏の故郷である岩手の宮古や、豊洲から直送している海鮮なども提供。

そして定番であるビール、日本酒、焼酎はもちろん、焼き鳥に合うワインも多く取り揃えているんですよ…席を潰してでも導入したというワインセラーが、その品質の高さを物語る。

ちなみに、色々食べたい方はコースがオススメ。コースは6000円〜。その日の良いとこ鶏(いいとこ取り)で完全に店主のおまかせ。魚もお肉も堪能したい方は間違いなくお得なのでぜひ。

最高級と称される紀州備長炭を使用

寺田氏のこだわりは、炭の香りと本物の味追求にあります。使用する炭は、言わずとしれた最高級の規格とされる紀州備長炭。日本の和歌山県紀州地方で生産される高品質の白炭は、非常に純度が高く、炭素含有量が多いので、燃焼時にほとんど煙が出ません。

カウンター席からは、炭火でじっくりと焼かれる焼き鳥の様子を間近で見ることができ、その過程もまた楽しみの一つ。

部位ごとの特徴を計算して寸分の狂いもなく串打ちされた焼き鳥が、丁寧に焼かれる様子を眺めつつ、ワインを傾けながら待つことにしましょう!

本日いただいたスタジオジブリとのコラボワイン「フレンズ」は、オレンジワインで、口に広がる豊かな果実味とアルコールのまろやかさが特徴的で香りはアロマティック。カウンター越しに漂ってくる炭と、ワインの芳醇な香りが空気中で混ざり、嗅覚を刺激してくる…

宮古の「瓶ドン」都内で唯一

寺田氏は、岩手県宮古の出身。宮古の名産品「瓶ドン」が都内で唯一食べることのできるお店でもあります。

伝統的な「瓶ウニ」から着想を得て、地元宮古の新鮮な海の幸を牛乳瓶に詰め、自分でほかほかのご飯にかけるスタイルが特徴。これにより具材の鮮度を保ちつつ、食事の時に最高の状態で楽しめるという利点も。

今回いただいたのは、めかぶ、蒸しウニ、醤油漬けいくらの3種が入った瓶ドンで、ご飯の上で絶妙なハーモニーを奏でます。

めかぶのぬめりと海の香りが口いっぱいに広がり、蒸しウニの濃厚な味わいとクリーミーな食感、最後に醤油漬けのいくらがプチプチと弾ける快感よ。宮古の豊かな海の恵みを存分に感じる。

焼き鳥をワンランク上の美食として嗜む

じっくり焼かれる焼き鳥を待つ間、いただいたのお刺し身。海鮮は豊洲から直送され、新鮮そのもの。本日は富士山サーモン、水だこ、クジラ。

富士山サーモンは、美しいサーモンピンクの身と深い甘みが特徴。肉厚でジューシー、口の中で溶けていくかのような滑らかさと、繊細ながらも豊かな味わい。水だこは、柔らかさと甘みが際立つ逸品。口に入れた瞬間に、海の深い静けさと優雅さが広がる。

もう一品はクジラ!!!まさか吉祥寺の駅前でクジラがいただけるとは。この希少な海の幸は、肉厚でありながらも柔らかいその食感は、まさに高級食材の証。

そしてお待ちかね。一番人気の焼き鳥、白レバー。

ではいただきます・・・

こ、これは!!!!!!

滑らかでクリーミーな質感は、深いコクとともに口の中でとろけるように広がる。レバー特有の風味がありながらも、一切の臭みなく、純粋で濃厚な味わいは誰もが虜になること間違いない。まるで高級料理店の一皿を思わせるような極上の逸品。今まで食べてきたレバーとは一線を画すよ。

そしてネギマとハツ元。

ネギマは、パリッと芳ばしく焼き上げた地鶏せせりとネギのシンプルな組み合わせが絶妙な調和を生み出している。鶏肉のジューシーさ、ネギのシャキシャキとした食感と爽やかな風味が、口の中で完璧なバランスを生み出してるわ。唸るほど旨い。

ハツ元は、焼き鳥の中でも特に独特な食感を楽しめる部位。プリプリとした食感と、噛むほどにじわじわと広がる濃厚な味わいは、口の中で繰り広げられる美食の祭典。

そして最後の締めくくりは、無化調で鶏出汁100%のラーメン。

化学調味料を一切使わず、鶏の旨みが凝縮されたスープ。

・・・

鶏出汁のラーメンとしては、お世辞抜きに過去イチでした。

スープは、その透明感のある見た目からは想像もつかないほどの味わい深さあり。一口すすると、鶏の旨みがじわりと口の中に広がり、化学調味料を使わないことで、鶏本来のナチュラルな風味が際立ち、鶏がそのまま溶け込んだかのような純粋で上品な味わい。

このラーメンだけでも間違いなくお店出せるんですけど。心から美味しい。体にも心にも優しい一杯でした。

「焼き鳥屋 てら」での食事は、上質な空間で楽しむ、香りと味覚の宴。ここが駅前というのだから、さらに驚きでした。大衆料理の焼き鳥をワンランク上の美食として昇華させてくれるお店です。

お昼はワンチャンも同伴OK

同店は、期間限定で試験的に、お昼のみワンちゃん同伴OKとしています。しっぽり飲みながら、これほど美味しい料理をいただけるお店は本当に少ないので、愛犬がいる方にとっては嬉しいサービスですね。

※無駄吠えの一切ない小型犬に限ります。

大人な空間の三鷹店も

ちなみに姉妹店として三鷹店もあり、メニューは吉祥寺本店と同じですが、バーのような大人な空間。

店内に入ると、暗めの照明が、秘密めいた落ち着きのある大人な雰囲気を演出。キッチンのステンレスの要素と木の表面の濃い色合いが対照をなし、現代的な魅力を加えています。カウンターでは、焼き鳥が巧みに焼かれる様子を見ることができ,”とっておきの一軒”になること間違いないでしょう。

スタッフ募集

焼き鳥屋てらは、正社員やアルバイトのスタッフを募集しています。詳細は▼

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店舗概要

焼き鳥屋てら 吉祥寺本店

営業時間 昼 12:00〜15:00(L.O14:30)
夜 17:00〜23:30
定休日 木曜日
TEL 080-6729-2929
住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-5-11 丸善ビル2F
地図
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HP 公式サイトへ
禁煙・喫煙 完全禁煙

焼き鳥屋てら 三鷹店

営業時間 昼 11:30~14:30※木曜日を除く平日のみ
夜 18:00〜23:30
定休日 木曜日、日曜日
TEL 080-6333-2929
住所 東京都武蔵野市中町2-12-14
地図
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禁煙・喫煙 完全禁煙