新オープンの「レストラン ペティヤン」フレンチの価格破壊!コース全品をレポ

2021年1月17日(日)、五日市街道沿い・成蹊大の目の前にフレンチレストラン「レストラン ペティヤン」がオープンしました。

ル・ボン・ヴィボンの元シェフが独立してオープンしたお店ということで、期待を膨らませつつ伺ってまいりました。

最後の最後までこだわり抜いたコース

成蹊大前にオープンした小さなフレンチレストラン。旬の食材を使用したお料理とワインがいただけます。

ペティヤン”とは、フランス語では「キラキラと」という意味で使われる言葉。「お店に来た方々が、キラキラとしたいい一日だったと思えるように」という願いが込めているそう。

店内はオーナーがDIYで仕上げたという、重厚感のあるシックな雰囲気のカウンター。大きな一枚板が高級感を演出。

そして綺麗にテーブルセッティングがなされており、これからいただく料理を想像するだけでワクワク・高揚感が止まりません。

思っていた以上にお若いオーナーシェフは、あのル・ボン・ヴィボンでシェフをされていたというから驚き。「フレンチに興味を持つきっかけになれば」という思いで同店をオープンしたそう。

ランチメニュー

同店はランチもディナーもコースのみ(シェフはオーナーの一人だけなので、アラカルトは今のところ考えていないそう)。ランチメニューは3つのコースが用意されています。

この日のメイン料理は、

  • 本日のお魚料理
  • 埼玉県合鴨胸肉のロースト
  • 牛ホホ肉の赤ワイン煮込み
  • 蝦夷鹿肉のロースト(+300円)
  • 鹿児島県産天然尾長鴨のロースト(2名様より。1人+600円)
  • 天然猪バラ肉のポトフ仕立て(+1000円)
  • 黒毛和牛のロースト(+1500円)

から選びます。

オーナーは「ジビエ料理がオススメ」と仰るので、Bコースであまり普段は口にしない蝦夷鹿肉のローストを選択。料理の内容は毎週マイナーチェンジをしつつ、季節に合わせて毎月ガラッと変わります。

味と時間に酔いしれる

コースなので当然、一品一品丁寧に提供してくれます。カウンターでシェフとの会話を楽しみながら、料理をお待ち下さい。

【Amuse】人参のムース

まずはアミューズ。人参のムースに、うに、鶏と牛でとったコンソメジュレ、そしてキャビア。お昼からキャビア。贅沢すぎてごめんなさい。

人参に塩を加えたピューレから仕立て上げたムース…野菜であることをわすれるほど甘い。もちろん砂糖は加えられてません。人参の甘みを最大限に引き出してる。コンソメジュレの旨味と人参の甘み、そしてキャビアの口福感!初っ端から驚きました。

【Premier】寒鰤のカルパッチョ、生姜と胡桃、辛子のコンディマンソース

お次は寒ブリのカルパッチョ。大胆にも分厚く切られた美しい身が輝きます。鮮度抜群のからしをベースにしたソースとトレビスやマイクロリーフと共にいただくと…

ここは天国か?「今年の寒ブリは脂が乗ってます」とシェフが仰っていたように、脂が乗ってて口の中でとろける。これまた美味しい〜!!

【Deuxieme】甘海老のフラン、蟹クリームコロッケ〜蟹味噌仕立て〜

こちらは、甘海老のフランとカニ味噌を使ったカニクリームコロッケ。コロッケは、大人専用のコロッケ。サクッと歯ごたえのカニをいただいてるかのような錯覚を覚えました。

甘海老はル・ボン・ヴィボン時代によく作っていたスペシャリテだそう。いわゆる洋風の茶碗蒸し。甘海老の“海老さ”が海老を食べるよりコクが深く濃厚…口の中に広がるのは海老海老海老。

【Soupe】玉ねぎのポタージュスープ

玉ねぎのポタージュスープは、玉ねぎの甘さが引き立ち、超絶まろやかな仕上がりに。自家製だというパンとの相性が抜群です。

全て自家製なので、そりゃアラカルトはなしでコースのみになりますわ。

【メインの料理】蝦夷鹿肉のロースト

そしてお待ちかね、蝦夷鹿肉のロースト(蝦夷鹿は、鹿肉としてはピカイチだそう)。鹿の肉は扱いが非常に難しいので、なかなか味わえることはできませんよね。肉には火を通し、血には火を通していないそう・・・そんな焼き方あるの?仕上げに七輪で炭の香り付けしてワインを楽しめるように焼いてくれます。

力を入れなくてもナイフがスッと入っていく。臭みは一切なく、しっとりとしてピュアな味わい。ホントに柔らかい。間違いなく今まで食べた鹿肉の中で一番でした。

【Dessert】季節のデザート

最後にデザート。栗を使ったシュークリームにマロングラッセ、フランボワーズです。とくにサックサクのシュークリーム生地と、マロングラッセの甘さに驚かされました。幸せや〜

最後は、紅茶を一杯。小さな茶菓子のフィナンシェまで。最後まで楽しませてくれます。

シェフいわく、「料理だけでなく、ここで過ごす時間を楽しんでいただきたい。」とのこと。

これほどのクオリティでコース3800円〜とは、正直、フランス料理では考えられない価格。

本当に素敵な時間を過ごさせてもらいました!間違いなくまた来ます!毎月通いたい。

店名 Restaurant Pétillant(レストラン ペティヤン)
営業時間 11:30〜15:00(L.O.13:00)/17:00〜22:00(L.O.20:00)
定休日 月曜日
TEL 0422-27-7542
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町4-26-15 エクレール吉祥寺109
地図
Instagram シェフ→leokoshimizu
レストラン→peti_llant
禁煙・喫煙 完全禁煙