演題「戦後80年、平和を求め続けた道のり」
2011 年の5月にはじまったクレヨンハウス「朝の教室」。165回目の「朝の教室」の講師は、詩人の石川逸子さんです。詩人の石川逸子さんは、1933年東京生まれ。中学校で社会科の教師として勤めながら、学生時代に参加した「現代詩研究」同人の活動など詩作を続け、1961年に詩集『狼・私たち』(飯塚書店)で第11回H氏賞、1986年詩集『千鳥ケ淵へ行きましたか』(影書房)で第11回地球賞、ミニ通信「ヒロシマ・ナガサキを考える」誌を創刊し、約30年間で100号を刊行された功績に対し2011年に第15回女性文化賞受賞など活躍されてきました。
石川さんの戦後の活動は、日本人が長らく目をそむけてきた現代史のなかの「被害者」(被爆者、千鳥ヶ淵に祀られる兵士、従軍慰安婦、在日朝鮮人のひとびとなど)について史実を掘り起こし、世に問うことに費やされ、戦中に「軍国少女」であった自分への内省と、平和への祈りを、かたちにし続けてこられた道のりでした。
東京電力福島第1原発の過酷事故については、日本社会が、過去への反省を怠ってきたことが原因の根底にあるのでは、と指摘しています。
敗戦から80年のいま、石川さんが考える「平和のために手放してはいけないもの」について、お聞きします。
■開催日 2025年7月12日(土)10:00〜11:30
■開催場所 クレヨンハウス東京店とオンライン https://www.crayonhouse.co.jp/shop/g/g2206090016442/