2024年1月13日(土)、長年神楽坂で愛され続けたワインショップ「ラ・カーブ・イデアル」が吉祥寺に移転オープンしました。
吉祥寺周辺のワイン愛好家の皆さんに届けたい。ここへ来れば、きっと新たな発見がある。
夫婦で営み、南仏にこだわる小さなワインショップ
移転という新たな一歩を踏み出したこの店は、南フランスのラングドック・ルーション地方のワインを扱います。ソムリエであるダンディーな店主さんと笑顔が素敵で明るい奥様お二人で営んでいます。
店主の村上氏は、毎年ラングドックを訪れ、蔵元を一つ一つ丁寧に訪問し、そこで発掘したワインを日本へと直輸入。彼の基本姿勢は「造り手から飲み手へダイレクトに…」というもので、中間業者を介さずに、飲み頃の状態でワインを販売します。
本当に価値のある「自分が飲みたいと思えるワイン」を厳選し、最良のコンディションで届けてくれるのです。
魅力はなんといっても、日本でここでしか手に入らないワインを数多く取り扱っている点。現地へ出向いて直接買い付けているので、日本の市場には出回らないような職人のワインばかり。畑作りから栽培、収穫、醸造、熟成、瓶詰めと全て自家で行う手造りの希少なワイン。
村上氏が選ぶワインは、世界的に有名なものではなく、地道に理想を追求する「職人」によって作られた、唯一無二の逸品ばかり。気候変動の影響を受け、毎年味わいが変化し進化を続ける「生きた」ワインを提供することで、飲むたびに新たな発見があると言います。
定期的に作品集を発表
小さな店内は、静かで落ち着いた雰囲気。ワインに寄り添うような照明や白を基調としたインテリアが、温かい空間を作り出しています。奥にはキッチン、手前にテーブルが1つ。そして壁際にワインをディスプレイ。
壁にはラングドック地方の蔵元を訪問した際の写真が飾られ、そこには店主のワインへの深い愛情と情熱が感じられます。
蔵元から仕入れたワインは、定期的に作品集として発表されます。時期によって、新たな飲み頃のワインが楽しめるので、定期的に訪問するのがオススメ。
村上氏が提唱するのは、「高品質な普段着ワイン」。ワインが持つイメージ「ハレの日」のワインではなく、親しみやすく気軽なワインであるということ。いつも楽しく飲めること。そして造り手や生産地の個性が溢れ、唯一無二な味わいであること。そして美味しいこと。
この信念をもとに、現地に出向きひたすら探し回って見つけた「お宝ワイン」がずらりと並ぶのです。聞いただけでワクワクしません?
しかも同店が卸売業者なので、価格も思ったほどお高くありません。同店の定番商品は3,300円(税込)です。
手造りワインを嗜む
ご夫婦とお話しているうちに、ワイン購入欲がわいてきたので、同店定番の白ワイン「Chibet Pay d’Oc Blanc Reserve(シベ ペイドック・ブラン・レゼルヴ)」を購入。
この白ワインは、ニュートラルで優しい味わいのシャルドネに、香り豊かなヴィオニエを加えて作られ、リッチな風味と味わいが特徴。金木犀やライチのようなフローラルな香りが漂い、フレッシュさとコクが絶妙にバランスを取りながら、口の中でしっとりと広がります。魚介類全般との相性が抜群で、特別な夜に、心地よい会話と共に楽しむには最適な一本でしょう。
一口目は、まるで春の訪れを告げるようなフレッシュな驚きが口の中で弾けた。一杯の中に大地の恵みを感じます。どんどん飲んでしまうわ・・・
「ラ・カーブ・イデアル」では不定期に、ワインに合う食事会も開催される予定です。まさにワイン愛好家にとって夢のような時間でしょう!店主の細やかな配慮が感じられる選りすぐりのワインと、それに合わせた料理を楽しむことができますよ。
また店舗にてワインに併せた料理をコース仕立てで提供も。完全予約制なので、よければお店にお問い合わせを!
造り手の情熱と飲み手の喜びが直接つながる場所であり、ワインを通じて人々の心を豊かにする場所。ワインに込められた物語を感じながら、一杯のワインがもたらす無限の可能性に思いを馳せる。
神楽坂から“大人の遊び場”がやってきた。
インスタもチェック→ @ideale.wine
店舗概要
店名 | ラ・カーブ・イデアル |
営業時間 | 13:00~19:00 |
定休日 | 月曜日・火曜日 |
TEL | 090-1779-3586 |
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-3 |
地図 | |
HP | ideale.jp |
禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |