
吉祥寺駅南口の香港式ファミリーレストラン「洋洋冰室(ヤンヤンビンサ)」。
名前に「冰室(ビンサ)」とあるように、香港のファミレスで、昼から晩までしっかり食事が楽しめる新感覚のお店です。
久々に行って香港スタイルのフレンチトーストをいただいてきたけど…スイーツに欲しい要素を全部詰め込んだような豪華さよ。
香港愛を感じる細部まで現地を再現した体験型ファミレス
香港の冰室(ビンサ)は、朝食からディナーまで幅広く対応し、しかもメニューが豊富でリーズナブル。
洋洋冰室は、”気楽に、気軽に、オシャレに”をコンセプトに、西洋と中華が融合したこだわりの香港フード&ドリンクを提供し、充実した食事メニューが楽しめる”香港スタイルのファミリーレストラン“。
至るところに香港愛を感じるポイントがあります。
まず階段をおりていくと、壁に大きく掲げられた香港の路線図と地図アート。思わず立ち止まって見入ってしまうそのデザインには、香港の街角をそのまま切り取ったような世界観が詰まっています。
本物の地下鉄案内図を模した「香港路線図」。現地のMTRに今にも乗れそうな雰囲気を醸し出し、「香港好き」の心をくすぐります。
グリーンベースの地図は、イラストタッチで描かれた“アイコンマップ”。ビクトリアピークやトラム、飲茶、マンゴープリン…など、香港の文化や食の魅力が詰め込まれていて、まるで“ポップでかわいい絵本のページ”を開いたような印象。
ナチュラルウッドを基調とした店内には、レトロポップな香港アートが映え、温かみのある照明が心地よい空間を演出。椅子やテーブルの配置もゆったりしており、長居も気にならない居心地の良さ。ファミリーでもカップルでも、そしてカウンターがあるのでふらりと一人でも安心して過ごせます。
壁一面のアートには、ブルースリー大好きっ子くんが香港のプリンを食べて、踊って、トラムに乗って、ミルクティーを飲んで…ストーリーを感じるイラストが描かれており、店内に足を踏み入れた瞬間から「ちょっとした旅気分」に。
効率を重視する香港のファミレスは、カトラリーがテーブルの引き出しに収納されているなど、現地のファミレスを細部まで再現。
ただ食事をするだけでなく“文化ごと楽しんでいく”体験型ファミレスとしてのこだわりを感じさせてくれます。特に香港に行ったことのある方なら、見覚えのある景色に懐かしさがこみあげ、未訪問の方なら「行ってみたい!」と思わせてくれる仕掛けが随所に光る。ワクワクが止まらん!
香港を感じる多彩なメニュー構成
モーニング、ランチ、ディナーと時間帯によって楽しめるメニューが変化。モーニング(6月1日よりスタート予定)はエッグタルトやポーローパオなど、朝から甘くて幸せな時間を。
ランチでは香港風オムライスや香港風焼きそば、ちょっとクセになる味わいの料理がずらり。ですが、日本人に合った味付けになっています。ディナーには香港式の炒め物、蒸し物まで登場します。
しかも、ディナータイムでもランチメニューを注文できるのが嬉しいポイント。「ちょっとだけ食べたい」「飲まずにしっかりご飯だけ」というスタイルも歓迎なのが香港式。お野菜たっぷりのヘルシー系からガッツリお肉系まで、メニューの幅が広いので、家族でも友人同士でも、気兼ねなく利用できます。



実食レポート
今回はランチとディナーをまたいで、人気メニューをいくつか実食。
とろ〜り半熟卵サンドイッチ
たまごラバーならマジで食べてほしいサンドイッチ。スクランブルエッグ入りの濃厚たまごサラダに、さらにとろとろ半熟卵がイン。見た目はシンプルなのに、一口かじればとろける食感とまろやかさに撃沈。パンはしっとりしていて、全体のバランスも絶妙。これは、ただのたまごサンドではない。
香港風オムライス(海老&叉焼)
ふんわり卵の下にあるのは、しっかり味付けされた香港スタイルのライス。上にはチャーシューと海老が豪快にトッピング。海老はプリプリ、チャーシューは甘辛く、濃厚な卵と三位一体になって箸が止まりません。味に飽きがこない、完成度の高い一皿。
ポークステーキドリア
日本で「ドリア」と言えばバターライスやホワイトソースのイメージですが、こちらは炒飯がベース。上にのるのは分厚いポークステーキ。炒飯×とろけるチーズ×香ばしポークの三重奏が、想像以上の満足感を生みます。器が熱々なのもまた香港式。
エビフライカレー
見た瞬間「映え!」と叫びたくなる、タワーのように立つエビフライ。外はサクサク、中はプリップリ。そこにかかるたっぷりのタルタルソース、ココナッツの香りが広がるスパイスカレーがしっかりとマッチ。けっこう辛めです。しっかり野菜も添えられ、バランスも◎。
海老ワンタン麺
透き通ったスープに、ちゅるんとした海老ワンタン。どこを食べても海老の旨みが詰まっている。そして麺は香港麺らしい細くてコシのあるストレート麺。するすると喉を通り、軽めの食事にも〆にもぴったり。
これが香港式か…ピーナッツバターフレンチトースト(追記)
ピーナッツバターフレンチトースト単品は638円税込。そこにトッピングを加えると、
- ホイップクリーム 165円税込
- チョコレートソース 165円税込
- Assortedフルーツ 330円税込
- アイスクリーム 165円税込
なんと全部乗せても1,463円(税込)。これで見た目も豪華。
運ばれてきたお皿には、厚切りトーストが堂々と鎮座。その中央には四角いバターがとろりと光り、横にはホイップ、アイス、チョコレートソース、そして色鮮やかなフルーツが並んでいます。
まずは王道の食べ方、シロップをたーっぷりかけてひと口。
カリッと揚がった外側からじゅわっとバターが広がり、濃厚なピーナッツバターがとろりと溶け出す…甘さと香ばしさの波状攻撃に思わず「罪深いよ」と声が出るほど。
見てよ、トーストとトーストの間にたっぷりピーナッツバターが挟まれてるのよ。香港恐るべし。
次にホイップとアイスを添えてみると、冷たい甘さが熱々トーストに絡み、口の中でとろける至福の瞬間が訪れます。ふわっと軽いホイップと濃厚なピーナッツバターの相性は想像以上に抜群。バターの塩気も相まって、甘さに奥行きが生まれる。
チョコレートソースに突っ込めば、一気にリッチで大人な味わいに。ほろ苦いチョコがピーナッツバターの甘さを引き締め、甘党だけでなくビター好きも満足できる一口に。
濃厚すぎて、コーヒーが欲しくなる瞬間です。
最後はフルーツを合わせて。バナナやいちご、ブルーベリーの酸味が加わると、一気にさっぱり感が増し、重くなりがちなフレンチトーストを最後まで飽きずに食べられます。特にブルーベリーの酸味とピーナッツバターの甘さのコントラストは新鮮。
休日のご褒美スイーツにも、午後のカフェタイムのお供にもぴったり。スイーツに欲しい要素を全部詰め込んだような豪華さでした。カロリーも素晴らしい。
まとめ
香港といえば、ミルクティーやプリンも忘れてはいけません。6月1日より、モーニングタイムにエッグタルトや香港式朝食も提供される予定とのことで、朝活スポットとしても期待大。

気軽に楽しめる香港料理と、おしゃれな空間が融合した「洋洋冰室(ヤンヤンビンサ)」。食事の選択肢が多く、カジュアルで入りやすい雰囲気はまさに“香港式ファミレス”そのもの。香港に行ったことがない人も、ここをきっかけに好きになるでしょう。
また行きたい、誰かを連れて行きたい。すぐにでも香港に行きたい。そんなお店が、吉祥寺にできました。
店舗概要
| 店名 | 洋洋冰室(ヤンヤンビンサ) |
| 営業時間 | 平日 11:30~16:00/ 17:30~22:00 土日祝 11:30~22:00(L.O. 30分前) |
| 住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-11-12 B1F |
| 地図 | |
| @yanyanbinsa |















































