2025年8月、三鷹駅からほど近い場所にある隠れ家フレンチ「Bistro amorph.(ビストロ アモルフ)」がリニューアル。わずか9坪という小さな空間に、オーナーシェフとパティシエールのご夫婦ふたりが描く“理想のかたち”が完成しました。
アモルフファンとしては、リニューアルしたとなれば行かないわけにはいきません。
早速ディナーを体験してきたので、臨場感たっぷりにお届け!お店の良さをどうしても伝えたくて、ついついボリューミーな内容になっております。
改装で完成した“理想のかたち”
「ビストロアモルフ」は、2018年8月にオープンから7年。今回の改装によって、ご夫婦が長年思い描いてきた理想の空間が実現しました。
外壁に取り付けられた真っ白な球体ランプが、ミュージシャン浅井健一氏によるデザインの流れるような筆記体「amorph.」の文字に影を落とし、まるでヨーロッパの街角に迷い込んだかのような錯覚を覚えます。店内にあったこの看板を今回、外壁に取り付けました。
扉を開けて足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは深みのある黒に塗られた壁。以前の柔らかい雰囲気とは一変し、空間全体をぐっと引き締め、より洗練された印象を与えています。天井の木材がもつ温かみや、赤いシェードランプの柔らかな光と相まって、重厚感と居心地の良さが絶妙に同居する空間へと進化しました。
窓際には植物や本が飾られ、小さなギャラリーのような趣き。奥へと進むとテーブル席が並び、落ち着いた照明の中でゆったりと食事を楽しめる雰囲気が広がっています。
入口付近の壁と厨房の仕切りには、新たにガラスと格子戸風のデザインを採用。余計な装飾を排したことで、シンプルな美しさと落ち着いた雰囲気が際立っています。
「私たち二人の料理の世界観をもっと表現したい」という思いが込められた空間は、記念日だけでなく、日常のちょっとした気分転換にもぴったり。
扉側の黒い壁や新たに設けられた仕切りなど、細部に至るまでの改装は、単なる内装刷新にとどまりません。最大のこだわりは、「料理と空間を一体化させる」 という発想。皿の上の世界観と店内の雰囲気が響き合うことで、食事そのものがより豊かに感じられる空間へと生まれ変わったのです。
わずか9坪、3卓のテーブルだけ。肩肘張らずに食事を楽しめるけれど、洗練された雰囲気が背筋を少し伸ばさせる、絶妙な居心地です。
独創的なコース料理をリーズナブルに
アモルフのコースは、フレンチを軸に、和の素材や季節の果実を巧みに織り込んだ構成。シェフは「素材を余すことなく活かしたい」と語り、一皿ごとに遊び心と探究心を込めています。
同店ディナーの基本となる「料理とアシェットデセール 2部構成コース」は 11,000円(税込)。ただのディナーと思うなかれ。全国各地から厳選された旬の食材を、手間も時間も惜しまず磨き上げた一皿一皿が、芸術作品のように現れます。
完成度とこのボリューム感を考えれば、この価格設定はホント驚く。都心の有名店なら軽く倍はしてもおかしくない内容を三鷹で味わえてしまうのよ・・・毎回心の中で拍手喝采してる。
今回いただいたメニューはこちら。
※上記は一例です。季節によってコース内容は変更となります。
ここからは、実際にいただいた料理の一部をレポ!!(記事が長くなりすぎちゃうから一部をカットしたいのですが、どれも紹介したいからほとんどカットしていません…)
旬の農園果実 × マスカルポーネ × 18カ月熟生ハム
瑞々しい無花果の果実、まろやかなはちみつ入りのマスカルポーネ、そして熟成生ハム。口に入れた瞬間、果実の甘さが弾け、クリームがふわりと包み生ハムの塩味が最後に決めてくる。
三重奏のようなハーモニー。爽やかさとコクが一度に押し寄せ、最初からワインが止まらない一皿。
山芋 × 富士山サーモン × 山山葵
低温で火入れしたサーモンは、まるで生のようにとろける繊細な食感で、口に入れた瞬間に驚きが広がる。周りを包み込むのは、山芋とツルムラサキの爽やかな青味。さらにアクセントとして加えられたのは、徳之島から届いたパッションフルーツ。ほんのり甘酸っぱさが、全体に軽やかなリズムを生み出しています。
仕上げには山わさびをすりおろしてトッピング。ピリッとした辛味と清々しい香りが全体を引き締め、スプーンで混ぜ合わせるごとに味わいが幾重にも変化していきます。
天使の海老 × カダイフ
いただくのは2回目なのですが、これ大好き。見た目はまるでアート。細いカダイフに包まれた海老をひと口かじると、カリッ!サクサクッ!!と軽快な音。
中から現れるのは頭から尻尾まで食べられるぷりっぷりの天使の海老。ワインを合わせれば、もう完璧。
ヒラメ × オマール
その日仕入れた白身魚(今回はヒラメ)を低温調理で仕上げ、薄い生地で巻き上げて香ばしく焼き上げています。オマール海老のアメリケーヌソースと季節野菜が添えられた逸品。
魚のふっくらとした食感とオマールの旨みが舌の上で溶け合います。これぞ“海のオーケストラ”。スプーンを置く暇がないほど夢中になりました。
アモパン(低温長時間発酵)
そしてアモルフの隠れた名物。低温で長時間発酵させた「アモパン」。外はパリッと香ばしく、中はもっちり。噛むたびに小麦の自然な甘みがじんわり広がる。このパンを食べたいがために来店したいぐらい。
お皿に残ったソースをきれいに拭い取るときの快感は、パン好きにはたまらない幸せ。コースの名脇役です。
金華豚 × 大山どり × ダジャン産のプルーン
メインディッシュは肉の饗宴。金華豚の脂の甘み、大山どりのジューシーさ、そこにフランス・ダジャン産のプルーンの甘酸っぱさが合わさる。
これは感激するほどの美味しさ!!肉の濃厚な旨みに果実の酸味が寄り添うことで、味が立体的に広がり、赤ワインとの相性、そしてこの空間はもはや官能的なのよ。
五感で楽しむデザート
最後を飾るのは、パティシエールが手がけるデザート。
スイカジュースをイメージしたシャーベット:メロンボールを大胆に使った夏らしい一皿。
チョコレート×チェリーの濃厚デザート:高カカオチョコとアメリカンチェリー、フランス産さくらんぼ「グリオット」を組み合わせ、ローリエ香るメレンゲとアイスで完成。
特にチェリーを低温調理したデザートは衝撃的。弾む食感、果汁がじゅわっと溢れる瞬間に、思わず笑顔がこぼれました。あいかわらず最後の最後まで驚かせてくれる。アモルフならではの締めくくりでした。
普段使いの小さなビストロ
「ビストロアモルフ」は、華やかさよりも“ここでしか味わえない時間”を大切にした空間です。ご夫婦ふたりの、阿吽の呼吸でつくりあげられた料理とデザートは、ただ美味しいだけでなく、癒やしと高揚感を与えてくれます。
記念日にはもちろん、日常の中で「ちょっとパワーチャージしたい」「気分転換したい」と思ったときにこそ訪れてほしい——そんな想いが一皿一皿に込められていました。
おふたりの温かな人柄が、この店を唯一無二の存在にしているのでしょう!
一度行ってみて。ファンになるから。お世辞抜きに、料理が運ばれるたびに感動して最後のデザートまで辿り着いたときには、充実感と幸福感に包まれること間違いなしです。
インスタ公式アカウントでは、季節ごとに変わるコースメニューがチェックできます。→ @amorph.9
店舗概要
| 店名 | Bistro amorph.(ビストロ アモルフ) |
| 営業時間 | ◯土曜日・日曜日 12:00スタート 【料理とデザート2部構成コース(11,000円)】 ◯ディナー 火曜日~日曜日 18:00~22:00(L.O.19:30) 【料理とデザート2部構成コース(11,000円)】 |
| 定休日 | 月曜日 |
| TEL | 0422-38-5137 |
| 住所 | 東京都武蔵野市中町1-20-10 |
| 地図 | |
| 予約 | 電話で予約をお願いします。 |
| HP | 公式サイトへ |
| @amorph.9 | |
| 禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |











































