武蔵野市は、老朽化が進んでいた本町コミュニティセンターを、吉祥寺駅北口から徒歩3分の吉祥寺本町1丁目23番街区に移転・複合化する計画を進めています。
新たな施設は、地域の賑わいや安全性の向上を目指し、新たな3つの機能を加えた4つの機能を複合化して整備される予定です。
基本計画はボリュームが結構あるので、簡潔にまとめました。
移転先はすぐ近く
新しい整備地は、現在の本町コミュニティセンターから少し南下。現在は、喫煙スペースが設置されております。
現在と比べて敷地が広く(約452.68㎡)、まちとの接続性も高い環境です。今までと変わらず、吉祥寺図書館や吉祥寺シアターなどの文化施設もあり、にぎわいと落ち着きが共存するエリア。
複合施設の4つの柱
新コミュニティセンターでは、以下の4つの主要機能が複合化されます。
①本町コミュニティセンター(現機能の継承)
地域のサークル活動、会議、舞台発表などに対応した交流拠点。従来通り、市民による自主運営を継続。
②子どものための居場所機能(中高生世代の居場所)
武蔵野市東部地域では不足していた中高生向けの自由な居場所。勉強や雑談、創作活動ができる空間を整備予定。
③様々な世代間の交流や、地域の賑いを創出する機能(にぎわいラウンジ(仮称))
地域の人々や来街者が自由に集えるオープンスペース。コミュニティサロンと一体的に整備された、同ラウンジでは、カフェのような居心地の良い空間づくりを想定。様々な目的で訪れた人が集い、新たなつながりや交流が生まれる。
④吉祥寺地域の良好な環境を確保し、地域の安全性を向上する機能(ブルーキャップ詰所)
吉祥寺駅周辺を巡回する安全パトロール隊の「ブルーキャップ」及び「吉祥寺ミッドナイトパトロール隊」がパトロールを行っている。より安全で安心して過ごせる場所として、明るく魅力的な吉祥寺イーストエリアのまちづくりへと繋がるよう、本施設にブルーキャップ詰め所を複合化し、ブルーキャップ等安全パトロール隊の活動を強化する。
必要諸室とゾーニングのイメージ
施設は、上記4つの機能を意識したゾーニングで設計予定です。
コミュニティセンターは1階を含めた建物下層に設け、中高生世代の居場所機能は、一体的な利用を想定しまとまった空間を整備する、といった方針のもと、以下のようなフロア構成案が提案されています。
※諸室の配置・仕様は今後の設計段階で変更となる可能性があります。
今後のスケジュール(予定)
年度 | 内容 |
2025〜2026年度 | 基本・実施設計 |
2027〜2028年度 | 契約、建設工事(約18ヶ月見込) |
参考:本町コミュニティセンター移転及び複合化施設整備基本計画(案)|武蔵野市公式ホームページ