JR東日本、「三鷹こ線人道橋」撤去着手へ【自由通行は12月10日まで】

JR東日本は、中央線の三鷹~武蔵境間に位置する「三鷹こ線人道橋」(以下、こ線橋)の撤去を、2023年12月11日(月)に開始します。15~17日に予定されている渡り納めイベントが予定されていますが、自由に通行できるのは今月10日(日)まで。

撤去後、階段などの一部は現地で保存

このこ線橋は、太宰治ゆかりのスポットと知られ、文化的な価値を持つ施設として位置づけられています。全長93メートル、幅約3メートル、高さ約5メートルの大きな橋。

昭和4年に設置され、鉄道省から国鉄を経てJR東日本が継承、以来JR東日本が維持管理してきましたが、建設から90年以上が経過し解体・撤去が決定しました。

またこの発表を受け、三鷹市はJR東日本との協定に基づき、「三鷹こ線人道橋の階段等の一部現地保存」及び「三鷹こ線人道橋の渡り納めイベント開催」に向け取り組んでいくことを発表。つまり撤去工事が完了した後、階段などの一部は現地で保存される予定です。

ちなみに 工事が始まると、こ線橋は通行できなくなります。中央線を横断するのであれば、三鷹駅寄り「堀合地下道」をご利用ください。