2020年のオープン以来、常に新しいことへ挑戦しアップデートし続けている美容鍼灸・鍼灸治療の「アズローネ鍼灸治療院」(以下、アズローネ)。
吉ファンもこれまで何度も伺い、科学的根拠に基づいた“根拠のある施術”を体験。筆者をはじめ吉ファンライターもアズローネのファンになっています。
そんなアズローネは2022年7月26日に2周年を迎えます。そこで今回はアズローネの院長、水上氏にフォーカス!!
水上院長の現在考えていることや、編集長が健康&美容への思いをインタビューしてきました。
開院から2周年。常にアップデートを続ける院長の心境の変化とは?
ーーオープンしてからあっという間に2年間が過ぎましたね。この2年で変化したことはありますか?
水上氏(以下敬称略):はい、この2年で食生活が大きく変化しました。以前のライフワークはどちらかというとビジネス寄りでしたね。3ヶ月で痩せる!など健康を度外視していた時期がありました。
しかし最近は“健康マニア”となり、自身の健康を第一に考えて健康マンとして模範となるよう日々仕事をしています。
ーー健康は本当に大切ですよね。僕も年を重ねるごとに実感しています。食生活の他にも実践していることがあればぜひ教えてください!
水上:イチローは毎日のルーティンが決まっているのは有名な話ですよね。プロはなにかしらルーティンが決まっていることが多く、この点は以前から着目していました。
そこで私も施術(試合)を中心に、日々のルーティンを実践。今では生活スタイルもルーティン化しています。
ーー生活のルーティン化ですか!もの凄く興味があります。水上院長のルーティンを僕や読者の皆さんにシェアしていただけないでしょうか?
水上:はい、もちろんです!それでは仕事がある日のルーティンはこんなかんじです。
- 4:55起床レモン白湯を飲むところからスタートし、運動1時間(雨の日はswitchのリングフィットアドベンチャー)
- 6:00ブログ執筆(3ヶ月継続中)朝食を食べる(玄米、菜食)→ リュモンコーヒースタンドの珈琲を挽いて飲む。
- 8:20開店準備アズローネ鍼灸院へ到着し、開店の準備。
- 〜13:00仕事一度帰宅し、抹茶を立てる(茶道)&さつまいもを食べる。その後、次の日に書くブログのための勉強でインプット。リュモンコーヒースタンドの珈琲、ナッツ系、ドライフルーツを食す。
- 15:00〜診療午後の仕事スタート。
- 21:30夕食玄米、菜食、納豆など豆類、味噌汁を食べる→ワンちゃんの散歩など→お香を焚きながら暗闇にしてヨガと瞑想 → 自律神経を整えるBGMを聴きながら睡眠
朝の起床から就寝まで、だいたいこのような流れで過ごしています。
ーー…修行僧を目指しているのですか?ルーティンの中で、食事内容を具体的に紹介いただきましたが、以前の食生活と今の食生活の違いはどんな点ですか?
水上:はい、そうですね。私はベストボディー(※1)という大会に出場するため、以前はタンパク質を積極的に摂取していました。タンパク源は肉類が中心で、筋肉だけを考え効率最優先で食べていました。
しかし趣味でキャンプを始め、自然の中に身を置くと徐々に動物愛護の考えが育まれていきました。私はもともとベジタリアンということもあり、肉への考えが変わり、次第に肉を好まなくなっていったんです。
自然と肉を食べなくなり、5ヶ月で5kg痩せたましたね。食事量はまったく減っておらず、我慢もしていないんですよ。
※1:「トレーニングの文化、身体づくりの文化をもっと日本中に広めたい」という思いから発足した日本最大のコンテスト「ベストボディ・ジャパン」。一般社団法人ベストボディ・ジャパン協会が主催する大会。
ーー(…悟りを開いたようにしか思えない。)自然と肉を食べなくなったとのことですが、食生活が変化する中で他に変化はありましたか?
水上:はい、睡眠時間が減りました。今までは24時就寝、朝7時のアラームで起床という7時間睡眠でした。
食生活の改善により、6時間寝るとに自然と起きるようになったんです。そこでさらにもう1時間起床を早め、その1時間でブログを書くようになりました。
ーー食生活の変化が睡眠時間に影響を与えているとは驚きです!というか、5時間睡眠ですか?!すごい…その他にご自身の中でこれまでと変わったな、ということはありますか?
水上:そうですね。私は洋服やアクセサリーが好きで、以前は着飾っていたと思います。しかし今は自分の身体を磨くこと、それが一番のアクセサリーだと考えています。
ベストボディーに出場をするため、以前はかなりハードなトレーニングを行っていました。そんな中過度なトレーニングは老化を進める、という思いがけない事実を知ったんです。
一般的に「酸化ストレス」と呼ばれています。皆さんも耳にしたことがあるかもしれませんね。この事実を知ってから「酸化ストレス」を極力減らすよう意識が変化していきました。
毎日運動は行いますが、過度に負荷はかけないよう心掛けています。そこで筋力トレーニングは週に1〜2回とし、有酸素運動は毎日行うようにしています。
短期的に痩せようとすると、メリットとデメリットがあるのをご存じですか?メリットばかりだと思う方も多いと思いますが、実はデメリットもあるんですよ。
例えば毎日トレーニングをし続けると、筋力はついてくるし身体のラインが綺麗になります。そして代謝が上がり痩せやすくなります。
しかし長い期間で見てみると、前述したように「酸化ストレス」により老けやすくなっているのです。つまり老化につながるということです。
ーーそれでも3ヶ月で痩せたい!!という方にはどのようなアドバイスをお伝えしますか?
水上:どうしても!という方には、週3〜6で毎日のようにトレーニングを行えば痩せることは可能ですとお伝えします。しかしながらそれに伴うデメリットがあることも必ず案内します。
メリット・デメリットを伝えた上でご判断いただきます。
ーー短期間で痩せることは実は老化を進めるという事実には驚きました。老化の他にもデメリットはありますか?
水上:はい、あります。
短期間で痩せるためにはタンパク質が重要です。タンパク質をたくさんとって、筋力をつけることで痩せやすくなるからです。
しかし多量のタンパク質の摂取は、内臓に負担がかかり疲弊します。結果内臓の老化につながり、病気になりやすかったり、老けやすくなってしまいます。
ーータンパク質も取り過ぎには注意が必要なんですね、有益な情報をシェアしていただきありがとうございます。ところで水上院長の現在の食生活にはメリット・デメリットがあるのでしょうか?
水上:私の食事は筋力が落ちてしまいます。しかしながら筋肉と内臓を天秤にかけたときに、内臓の方が大事だと判断しました。
内臓は一度壊れると元には戻らないと言われています。今まで筋肉ファーストでしたが、内臓ファーストで内臓を大事にしながら、筋肉トレーニングで少しずつカバーしています。
内臓が綺麗になると、見た目が綺麗になりますよ。また怒ることがなくなり、全て許せるようになり性格まで綺麗になります。
ーー内臓ファーストにがぜん興味が沸いてきました!! 内臓ファーストに共感し、実践してみたいなと思った読者さんへ、具体的なアドバイスがあったら教えていただけないでしょうか?
水上:もちろんです!内臓ファーストの考えが広まってほしいので、ぜひ紹介させてください。これから述べる5つのポイントを押さえていただきたいですね。
- 加工食品を極力控える(加工肉 → 発がん性が高い)
-
食べ物はGI値(グリセミックインデックス値)が低いものを選択する(食後の血糖値をゆるやかに)
- 空腹をなるべく作る
- 毎日15分運動(歩くだけでよい)
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朝日を浴びる
ーーところで「内臓ファースト」という考えは、いつ頃から意識されたのですか?
水上:私はベストボディの活動を行っていた時期に、様々なストレスから糖依存症(※2)になってしまいました。甘いものを食べると3時間で痙攣を起こすなど、完全に中毒状態に陥っていました。
このままでは身体が悪くなる一方でしたので、一念発起し「内臓を守る食生活」に変えていきました。
※2:糖依存症とは、砂糖を大量には摂らずにいられない、いわゆる「甘いもの中毒」のこと。砂糖は「マイルドドラッグ」とも呼ばれ、薬物やアルコール並の中毒性・依存性があるといわれています。
ーー「内臓ファースト」に至るまでそのような経験があったんですね。5つのポイントの中で、水上院長が重要だと考えているポイントとおすすめの食材があれば教えていただけないでしょうか?
水上:はい、ではおすすめポイントと食材を紹介します。
-
おすすめポイントは:空腹をなるべく作る
ファイスティングや断食を取り入れ、現在は16時間断食を実践中です。 - おすすめ食材:米にこだわる
私のおすすめは「ささにしきの玄米」。うるち米は体の炎症が起きにくいため、主食として最適です。
ーー様々な経験から「内臓ファースト」にシフトされましたが、実践する中でなにか効果や変化を感じていますか?
水上:私はもともと喘息持ちです。症状は鼻炎、ハウスダスト、犬のアレルギーもありました。
しかし米をささにしきの玄米に変えたところ、腸内環境が改善しアレルギー症状が気がついたら全部治っていました。
現在犬を飼っているのですが、毛が抜ける犬種にもかかわらず、アレルギー症状が全く出ないんです。
ーー水上院長は「健康の模範でないといけない。」という考えをお持ちと伺いましたが、具体的にはどのような内容ですか?
水上:はい、私が考える「健康」とは、身体の健康と精神面の健康、社会性の健康の3つが大事だと考えています。
精神面・社会性の健康では、人間関係が大きな要因となってきます。私は付き合う人を選ぶことができますが、一般の社会人の方はなかなか難しいのが現実です。
また食事に関しても、私のようにこだわることができない方も多いと思います。
ですから私の真似をやって欲しいとは思っておらず、ご自身の生活に少しでも取り入れてほしいと思っています。
お肉を食べる人を私は否定はしません。また運動というと身構えてしまいますが、近所の散歩でも立派な運動です。是非毎日取り入れていただけるといいですね。
ーー生活のルーティン化や内臓ファースト、健康への考え方を伺うと、非常にストイックな生活ですよね。365日ルーティン生活なのでしょうか??
水上:実は木曜と日曜は好きにやっています。パスタも食べますし、外食も楽しんでいます。
オンとオフの切り替えは大事だと考えています。
最後に
アズローネ鍼灸院は吉祥寺駅から徒歩10分ほど、女子大通り沿いにあります。入口のガラスのドアは大きく、陽光がたっぷり差し込み明るく解放感があります。
清潔感のある院内は、水上院長が自ら内装を手掛け、なにげなく置かれたソファーやインテリアにこだわりを感じます。
治療院というと入りずらい印象ですが、アズローネは全くそんな印象を感じさせないおしゃれな雰囲気。受付に置かれたアロマディフューザーからよい香りが漂い、治療前の緊張感を和らげてくれます。
水上院長は木曜、日曜以外は出勤しているので、気になった方は院長がいる時間に訪問を。
店舗概要
店名 | アズローネ鍼灸治療院 |
営業時間 | 9:00〜13:00/15:00〜21:00 |
定休日 | 無休 |
TEL | 0422-69-2780 |
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺東町2-31-12-101 |
地図 | |
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