昭和生まれは聴いて…吉祥寺シアター「ベンチのためのPLAYlist2023」劇場前ベンチの黒電話機で聴く演劇

2023年3月29日(水)〜4月16日(日)の期間、吉祥寺シアターでは劇場前のベンチにて「ベンチのため のPLAYlist」というダイヤル式の電話機(黒電話)を使った体験型の演劇作品を開催しています。

昭和生まれには堪らない演出。しかも無料

昨年好評だった企画の第二弾となる今回は、詩人、歌人、劇作家など6名による「吉祥寺シアターのベンチで聴くためのテキスト」を6名の俳優が朗読。期間中昼夜を問わず、ベンチに設置されたダイヤル式の電話機から作品を聴くことができます。

1作あたりの上演時間は5〜15分程度。昨年は劇場の来場者以外にも、近隣にお住まいの方や、近隣のカフェに立ち寄った方など、多くの方が作品を体験しました。

演出は「かもめマシーン」主宰の萩原雄太氏。美術・空間デザインは建築家の福留愛氏が務めます。

ちなみに昨年、筆者も一度体験しました▼

ダイヤル式の電話機から流れる朗読に引き込まれる

ベンチに座り、ダイヤル式の電話機の受話器を持ち上げ、「ツー」という音が鳴っていることを確認。各プレイリストはそれぞれ電話番号が異なるので、聴きたい朗読の電話番号にかけます。

1つ1つの数字を金具の部分まで回す・・・この面倒くさい感じ、レトロ感満載!!

ダイヤルを全て回し終えたら呼び出し音が鳴り、プレイが始まります。

内容は聴いてみてのお楽しみですが、ベッドに寝ながら聴きたい。

俳優さんの素敵な声と、何気ない日常を描いた作品に引き込まれます。

このクオリティーで電話代すら不要。無料で聴けちゃっていいの?!

昭和生まれの方であれば、感動的な体験が待っていることをお約束します!

公演概要『ベンチのためのPLAYlist』

【日時】2023年3月29日(水)〜4月16日(日)
【会場】吉祥寺シアター前のベンチ(JR中央・総武線/京王井の頭線 吉祥寺駅北口 徒歩5分)
【料金】無料
【予約】不要
【テキスト】青柳菜摘/笠木泉/谷川由里子/鳥山フキ/ピンク地底人3号/humunus
【出演】伊藤新/笠木泉/佐藤朋子/清水穂奈美/矢野昌幸/油井文寧
【構成・演出】萩原雄太
【美術・空間デザイン】福留愛(iii architects)
【電話制作】立原充泰
【制作・運営】吉田恭大(吉祥寺シアター)
【主催】吉祥寺シアター(武蔵野文化生涯学習事業団)