成蹊×吉祥寺の“つながり”を一皿に。新店「ケヤキサカバ」1500円おばんざいランチ

吉祥寺サンロード商店街に、注目すべき新店が誕生したよ!!場所はあの「スパ吉」や「もがめ食堂」が入るビルの2階。オープンしたのは、成蹊学園と吉祥寺をつなぐことをテーマに掲げた居酒屋「ケヤキサカバ」。

“成蹊”と“地域”に振り切った酒場です。

店名の“ケヤキ”には、成蹊大学のシンボルへの想いが込められており、オーナーや支配人をはじめとする成蹊卒業生たちが、この街に根ざし、そして還元していきたいという強い想いが伝わります。

成蹊×吉祥寺。人と人が繋がる「場所」をつくる

「吉祥寺に成蹊が移転してきて、もう100年。これまで以上に吉祥寺に根差し、吉祥寺の街の一部としてあり続ける為に、吉祥寺在住の卒業生として力添えしたい。」そんな思いで始まったケヤキサカバは、成蹊学園関係者や地元住民が酒を酌み交わし、旧交を温めたり、新しい出会いを楽しんだりする“繋がる場”です。

週末限定のお昼はゆったりランチ、平日の0次会、地元仲間との宴会、同窓会や歓送迎会に。利用シーンの幅広さも魅力です。

店内はウッド調の落ち着いたカウンターと、壁に掛けられた黒Tシャツが印象的な大衆感漂うカジュアルな内装。肩肘張らずに、自然と会話が生まれる空気感があります。スタッフさんもほとんど成蹊出身もしくは現役成蹊生でフレンドリー。

この日は、6月1日(日)よりスタートする週末限定ランチをお先にいただいてきました。

メニュー例

ランチは「管理栄養士の料理人が作る1日分の緑黄色野菜が取れる」野菜もりもりのおばんざい日替わりプレート。

ランチメニュー例(日替わり)

  • 豆腐南蛮プレート 1,500円
  • チキン南蛮プレート 1,500円
  • 蒸し鶏中華ネギソースプレート 1,500円
  • 揚げ鷄柑橘チリソースプレート 1,700円
  • 塩豚角煮プレート 2,000円

夜メニュー

そして夜は成蹊学園卒業生関連の日本酒やクラフトビールとともに、手作りメニュー。メニューは試行錯誤中で、今後もアップデートされます。

メニューは入荷によって変更の可能性あり

野菜もりもりのおばんざいランチ

この日は、6月1日よりスタートする週末限定ランチをお先にいただいてきました。いただいたのは「チキン南蛮プレート」。

まず見た目が最高に色鮮やか。お皿の半分を埋め尽くす“おばんざい盛り”が圧巻で、これだけでテンションが上がるーーー!!!青いプレートに映える野菜たちは、どれも“脇役”のはずが堂々と主張してくる存在感。

ブロッコリーやクレソン、ごぼう、青菜、キノコなど、たしかに「1日分の緑黄色野菜が摂れる」と謳うだけあるラインナップ。しかも成蹊卒業生が育てた野菜を取り寄せているというから、ストーリーがあるわ。

そして主役のチキン南蛮は、カラッと揚がった鶏肉に、甘酢とタルタルのバランスが絶妙。揚げたての鶏肉は外はカリッと、中はふっくらジューシー。噛んだ瞬間に肉汁がじゅわっとあふれ、甘酢のタレがそれをしっかりと包み込む。うんまっ。

添えられたおばんざいには、成蹊卒業生の農園から仕入れたという葉物野菜が惜しみなく使われ、自然な苦味とフレッシュさが口の中に広がる。ご飯もふっくら炊き立てで、白ごまの風味が香ばしい。

添えられたお味噌汁も驚くほどやさしい味で、海藻が香るダシの深みがじんわり体に染み渡ります。からだが喜ぶ和食ランチでした。

夜のつまみも秀逸。お酒は“成蹊縛り”の日本酒&クラフトビール

夜の時間帯には、「やまと芋と黒豆納豆のつまみ揚げ」「塩豚角煮」「カシューナッツのフライ」を注文。

つまみ揚げは、ふわっとした軽い食感の中に、黒豆の甘みとやまと芋の粘りが口の中で絡み合う不思議な旨さ。

お酒が進むこと間違いなし。角煮は、しっかり味が染みつつも脂が重くない。からしとタレのコントラストがたまらない。カシューナッツのフライは熱々のナッツに塩コショウをかけただけでシンプルなのに、ホント止まりません。これだけでビール一杯は確定ですわ。

そしてここ「ケヤキサカバ」のこだわりが光るのが、日本酒・クラフトビールのラインナップ。なんと、提供されるほとんどの銘柄が“成蹊学園の卒業生が関わる酒蔵・醸造所”というから驚き。

日本酒ラインナップ

  • 東京蔵人(澤乃井・東京)
  • 純米吟醸 蒼天(澤乃井・東京)
  • 飛良泉 山廃純米酒(飛良泉・秋田)
  • 男山 生もと純米酒(男山・北海道)
  • 真澄 純米 奥伝寒造り(宮坂醸造・長野)
  • 秋田晴 髭・眼鏡・坊主 純米吟醸(秋田酒造・秋田)
  • かもみどり 純米吟醸 雄町米(丸本酒造・岡山)
  • 多満自慢 熊川一番地(石川酒造・東京)
  • 多満自慢 たまの慶(石川酒造・東京)
  • 栄光冨士 純米吟醸 心鍵(冨士酒造・山形)
  • 冩樂(宮泉銘醸・福島)
  • 會津宮泉(宮泉銘醸・福島)

クラフトビールのラインナップ

  • 大山Gビール(鳥取)
  • TOKYO BLUES(東京)
  • さかい河岸ブルワリー(茨城)

成蹊の縁で繋がった酒を片手に、地元の話に花を咲かせる。これ以上の吉祥寺的な時間ある?

「一日店長制度」も準備中!みんなでつくる居酒屋

今後、面白い試みとして導入予定なのが「一日店長制度」。地元在住の成蹊卒業生や関係者が店長を務め、接客からオーダー、営業まですべてを担当。「今夜、自分が店長やるから飲みに来てよ!」というノリで、コミュニティの輪がどんどん広がっていくことを狙います。

これこそが、ケヤキサカバの真髄。お酒も料理も、空間も、人も、すべてが繋がって生まれる“場”なのでしょう。

ケヤキの木の下で、再会の一杯を

成蹊学園のけやき並木のように、人と人をつなぎ、やさしく見守ってくれる場所「ケヤキサカバ」。

昼は野菜たっぷりの身体にうれしいランチ、夜は会話が弾む酒場として、地元に愛される存在になること間違いなし。特に成蹊卒業生や地元の方にはぜひ一度足を運んでいただきたい、新たな“たまり場”がここに!!

吉祥寺と成蹊をつなぐキーパーソン、小川オーナーと椎野支配人。おふたりの想いが詰まった「ケヤキサカバ」で、今日も新たな縁が生まれています。

左:オーナーの小川誠史氏、右:支配人の椎野泰永氏

インスタ公式アカウントはこちら→ @keyakisakaba

オーナーによるケヤキサカバの紹介アカウントはこちら→ @satoshi_ogawa_keyakisakaba

店舗概要

店名 ケヤキサカバ
営業時間 平日 16:00〜22:00
土日祝 12:00〜22:00
定休日 不定休
TEL 0422-27-5940
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-24
HALビル2F
地図
Instagram @keyakisakaba
禁煙・喫煙 完全禁煙 ※喫煙ルームあり