鉄板焼きの概念を覆す…三鷹に新オープン「酔処 ハクナマタタ」食材の魅力を最大限に引き出す職人技

2023年6月、三鷹駅南口から徒歩1分という超好立地にオープンした鉄板焼き居酒屋「酔処 ハクナマタタ」。早速伺ってきたけど、高級なイメージの“鉄板焼き”概念をいい意味で覆す居酒屋だった・・・

酔処を愛する、儚いあなたへ

同店は三鷹駅南口から僅か徒歩1分、雑居ビルの2階にあります。

店内に入ると、シャ乱Qなど90年代のヒット曲がBGMに流れ、懐かしの雰囲気が漂う。既存の高級イメージを一新、気軽さを追求した“鉄板焼き”の旗手。

コンセプトは、「酔処を愛する、儚いあなたへ。酔っ払っても大丈夫だよ。何かあったならハクナマタタに酔って(寄って)いきなよ。人に酔りそう(寄り添う)暖かいお店」。

20席ほどのこぢんまりとした店内には、鉄板の上で躍動する食材たちの魅力が凝縮。

そしてその舞台を仕切るのは、名店「ばぁど家」出身の店主。鶏肉、牛、豚とそれぞれの食材を異なる業者から仕入れるというこだわりを持つ彼の料理は、鉄板焼きを一層身近なものへと昇華させています。

メニュー

以下、メニューより一部抜粋。

飲み物メニューにもこだわりが見受けられます。国産のウィスキーやワインが並び、料理とのマリアージュを楽しむことができますよ。

鉄板の上で創造されていく芸術作品

まずはお通し。登場した砂肝のコンフィは、低温のオイルで煮込まれて超柔らかく、サイズが大きい。

って、砂肝の食感はコリコリだったような…歯ごたえあり、すんごい柔らかっ!!調理方法変えるだけでこんなに変わる?!一品目からサプライズと気軽さが同居する一皿ですわ。

そしてお次は、見た目にも驚きのポテサラ!!!

シンプルな味付けの卵とポテトを丸めたポテサラの上には、豪快に角煮が鎮座。

角煮の甘辛い汁をみたらし風に仕上げ、視覚的、味覚的に楽しむことができる一品です。シンプルな味付けながら、ビール片手に箸が止まりません。

そして人気商品の豚平焼き。目の前の鉄板の上で、美しく創造されるふわふわ卵はもはや芸術作品。

角煮ととろ〜りチーズがふわふわの卵で優雅に包まれ、その上にソースとマヨネーズが忍ばせられている。

あーーーーこれビール止まらないやつ。角煮の甘みとチーズの濃厚な旨味、卵のふわりとした舌触りが口の中で踊るわ。ソースとマヨネーズが交わる際に感じる酸味と甘味の絶妙なバランスは、このとん平焼きを一層引き立てる。幸せすぎる。。

そして天然海老の鬼殻焼き。鉄板の上で海老が踊ってるよ!!

大振りの海老が鉄板上でソテーされ、自家製の刺し醤油が贅沢にかけられます。

鉄板焼きの迫力と食材の新鮮さが調和をなし、まさに食材本来の魅力を最大限に引き出す職人技の結晶。

手で豪快に頬張ると、プリプリとした食感よ。甘みと旨味が詰まった海老の肉質は、刺し醤油の風味が加わることで一皿の完成度を高める。新鮮さ、鉄板焼きならではの焼き加減、そして自家製刺し醤油の繊細な味わいが三位一体となり、手で直に味わうという食体験は、五感全てで楽しむことができました。これ1尾850円って安すぎない?

高級なイメージのある“鉄板焼き”を、ここまでカジュアルダウンした居酒屋。なにしろ食材が高い近年の社会情勢から考えると難しい業態に逆行していますが、鉄板焼きの新たな可能性へ挑戦しています。美味しい料理、懐かしく心地良い音楽、温かい雰囲気…全てがここに凝縮!

店主が子持ちということもあり、子連れでも安心して飲めるお店にしたいという思いが込められています。お店は2階で階段のみですが、「電話で呼んでもらえればベビーカーを運ぶの手伝います!」と意気込んでいるので、ぜひ子連れでも飲みに行ってみて!

毎日更新のインスタもチェック→ @mitaka.hakuna_matata

店舗概要

店名 酔処 ハクナマタタ
営業時間 平日17:00〜24:00
土日祝15:00〜24:00
定休日 不定休
TEL 090-1205-5573
住所 東京都三鷹市下連雀3-44-3 石井ビル2F
地図
Instagram @mitaka.hakuna_matata
禁煙・喫煙 完全禁煙