5月30日(土)より、三鷹の森ジブリ美術館で「幽霊塔へようこそ展-通俗文化の王道-」が開催されます。
宮崎駿監督が本腰入れた力作展示会
昨年5月31日から開催されていた「クルミわり人形とネズミの王さま展」が5月17日で終了し、5月30日より新たに「幽霊塔へようこそ展-通俗文化の王道-」が開催されます。今回、宮崎駿氏が企画・構成を担当し、展示物の中には宮崎監督描き下ろしの絵もあります。
以下、三鷹の森ジブリ美術館のホームページより抜粋です。
今回の展示では、江戸川乱歩の長編小説『幽霊塔』をとりあげます。
この小説は、英国の作家A・M・ウィリアムスンが1898年に発表した小説『灰色の女』を翌年1899年に黒岩涙香が翻案し新聞連載小説『幽霊塔』として発表、その38年後の昭和12年(1937年)に、江戸川乱歩が乱歩流の変化を加え書き改めたものです。宮崎駿監督は中学生の時にこの小説を読み、主人公たちの織りなすロマンスや、お話の重要な舞台である時計塔の歯車やその機構に憧れ、深く記憶に刻まれたそうです。長じてアニメーション作品を作るようになり、劇場長編作品として初監督した映画「ルパン三世 カリオストロの城」(’79)では、自分なりに考えた時計塔やロマンスを盛り込んで作品を作ったと話します。今展示の企画・構成は宮崎駿監督。あらためて『幽霊塔』を60年ぶりに読み直して、この小説は通俗文化の王道をゆくものであると思い至りました。展示では、その理由を自身の描き下ろし漫画にて解説します。さらに、館内中央ホールには、宮崎監督デザインによる大きな「時計塔」が出現します。その中の螺旋階段を昇り展示室へ向うと、宝物が隠された地下迷宮を思わせる迷路が子どもたちを待ち受けています。迷路を抜けると、映画「ルパン三世 カリオストロの城」のジオラマが登場し、その舞台の構造についても紹介します。(出典:幽霊塔へようこそ展 – 三鷹の森ジブリ美術館)
この小説は、英国の作家A・M・ウィリアムスンが1898年に発表した小説『灰色の女』を翌年1899年に黒岩涙香が翻案し新聞連載小説『幽霊塔』として発表、その38年後の昭和12年(1937年)に、江戸川乱歩が乱歩流の変化を加え書き改めたものです。宮崎駿監督は中学生の時にこの小説を読み、主人公たちの織りなすロマンスや、お話の重要な舞台である時計塔の歯車やその機構に憧れ、深く記憶に刻まれたそうです。長じてアニメーション作品を作るようになり、劇場長編作品として初監督した映画「ルパン三世 カリオストロの城」(’79)では、自分なりに考えた時計塔やロマンスを盛り込んで作品を作ったと話します。今展示の企画・構成は宮崎駿監督。あらためて『幽霊塔』を60年ぶりに読み直して、この小説は通俗文化の王道をゆくものであると思い至りました。展示では、その理由を自身の描き下ろし漫画にて解説します。さらに、館内中央ホールには、宮崎監督デザインによる大きな「時計塔」が出現します。その中の螺旋階段を昇り展示室へ向うと、宝物が隠された地下迷宮を思わせる迷路が子どもたちを待ち受けています。迷路を抜けると、映画「ルパン三世 カリオストロの城」のジオラマが登場し、その舞台の構造についても紹介します。(出典:幽霊塔へようこそ展 – 三鷹の森ジブリ美術館)
三鷹の森ジブリ美術館の入場は、ご存知の通り予約制です。毎月10日より、翌1ヶ月分を全国のローソンにて販売しています。ただし、7月・8月は先行抽選販売を実施しており、7月分は5月31日まで、8月分は6月25日から6月30日まで申し込みを受け付けます。夏休み対策ですね。行きたい方はお早めに対応をとってくださいね!!
展示期間は、2015年5月30日〜2016年5月の予定です。
ホームページでは、ポスターを拝見することができますので、そちらもご確認を。
Source:幽霊塔へようこそ展 – 三鷹の森ジブリ美術館