
2025年10月27日(月)、吉祥寺の名店「Funky(ファンキー)」がリニューアルオープンしました。1960年に“吉祥寺の父”とも呼ばれる野口伊織氏が最初にプロデュースした伝説のジャズバーが、65周年を迎えて新たな出発です。
入口のレンガの壁に埋め込まれた「Funky」の看板は、伊織氏が32年前に作った木製の看板オブジェ。壁に埋め込まれ、静かに店の歴史を見守っている。入口を照らす赤いネオンが、歴史の重みとともに再び息づきます。
早速、伺ってきたのでレポ!
階段を上がると、時が巻き戻る。
一歩ずつ階段を上るたびに、まるで昭和から令和へと時間が交錯するような錯覚を覚えます。
階段を上るとそこは異世界。全22席に広がる空間は、サークル状に天井まで吹き抜けとなっており、銅を貼り巡らせ、3階の天井から吊るされたクラシカルなシャンデリアが煌めきます。そして3階には約4000枚のレコードが並ぶのが見える。
「10年後、20年後も残せるファンキーにしたい」と語る、現オーナーの野口さんの言葉通り、この空間には伊織氏の美学と遊び心が息づいていて、昼はピンクがかった柔らかな壁が、夜になると深紅に染まり、時間帯によって表情を変えます。「昼と夜で二度訪れたい」大人の秘密基地のよう。
世界に誇るスピーカー「Paragon」
Funky最大の象徴は、もちろんJBL社の名機「Paragon」。カウンター奥に鎮座しています。1970年、「世界最高のスピーカーシステム、東京初登場」として導入され、当時のジャズファンを熱狂させました。
製造には熟練の木工職人の手仕事が必要で、いまや現存する店舗はごくわずか。
カウンター席に座ると、低音が空間を包み込み、トランペットの息遣いまでもが肌を撫でるように届くのよね。Paragonから流れるアナログサウンドは、温かく、立体的で、空間全体を包み込むように響きます。
そしてその前列がカウンター席で“特等席”。グラスを傾けながら耳を傾けると、時代を超えた音の深みに酔いしれます。
和牛ビーフシチュー “ファンキースタイル” の衝撃
まずは前菜の「燻製の盛り合わせ」から。白いプレートの上に、ウフマヨ、スモークチーズ、チキンの燻製が上品に並び、彩りも香りも豊か。
ウフマヨはしっとり半熟卵に軽く燻香がまとい、ピンクペッパーがアクセント。スモークチーズはとろけるような柔らかさと塩気のバランスが絶妙。チキンの燻製には、アジアンテイストのナッツ入りソースを。香ばしさとスパイスが合わさり、まるで東南アジアの風が吹き抜けるようなエキゾチックな味わい。ワインが進むのよ。
メインは、リニューアルで登場した「和牛ビーフシチュー ファンキースタイル」。料理担当のスタッフさんが何店舗も食べ歩き、何度も作り直して行き着いた究極のビーフシチュー。
ビーフシチューをビーフストロガノフと同じように、ライスといただくのがFunkyスタイル。
まず見た目からして“美しい”。厚切りの和牛ステーキの横に、マッシュルームがごろごろ。ライスはバター香る艶やかなバターライス。ソースは別仕込みで、火入れして仕上げる特製のブラウンソース。一口頬張ると・・・
うなるほどの美味しさ!!「とろっ」「ほろっ」。口の中でほどける和牛の繊維。濃厚なのに重たくない。マッシュルームの香りがふわっと広がり、奥に潜む赤ワインの酸味が全体を引き締めます。
ビーフストロガノフのような風味ながら、ワインとバターの余韻がしっかり残り、深みのある大人の味わい。
付け合わせのピクルスがまた秀逸で、濃厚なソースに軽やかな酸味のアクセントを添えてます。
これぞ“Funkyスタイル”!!
ジャズと料理に包まれる夜。
料理と共に楽しむのは、熟練バーテンダーがつくる一杯。ウイスキーやワイン、カクテルまで幅広く揃います。グラスを傾けながら、Paragonの音に耳を澄ましましょう。
隣の席では常連さんが静かに会話を交わし、カウンターの奥ではシェイカーのリズムが軽やかに響く。“飲む”という行為が、“聴く”という体験に変わります。
15時からはコーヒータイムとして営業しており、レモンドロップのケーキとコーヒーも楽しめますよ。昼と夜でまったく異なる表情を見せるのも、この店の魅力です。
店舗概要
| 店名 | Funky |
| 営業時間 | 15:00〜24:00 コーヒータイム 15:00〜18:00 バータイム 18:00〜24:00 |
| 定休日 | なし |
| TEL | 0422-21-1464 |
| 住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-7-3 2F |
| 地図 | |
| @funky_kichijoji | |
| 禁煙・喫煙 | 完全禁煙 |


































