費用が相場の3分の1!?結婚相談NPOが吉祥寺にやってきた!(代表インタビュー)

「結婚相談NPO」が運営する、安価でサービスに妥協なしの結婚相談所が吉祥寺にあるのをご存知でしょうか?

真面目すぎる結婚相談NPOの代表に取材してきた!

昨年、末広通り沿いの吉祥寺南町に吉祥寺サテライトオフィス(吉サテ)をオープンされた、特定非営利活動法人結婚相談NPOさんから取材依頼をいただいたので、行って参りました!(吉ファンでは皆様からの取材依頼をお待ちしています!)

今回インタビューさせていただいたのは、特定非営利活動法人結婚相談NPO代表の影山頼央さんです!

なぜNPO法人として結婚相談所を立ち上げたのですか?

どうしても真面目な話しになってしまうのですが、個人的に吉ファンさんのライトな感じが好きなので、媒体としての色に合わないようでしたら、すみません。

ー 全然大丈夫です(笑)

自身が40代に入ろうという時、責任世代として少子高齢化問題だけは放っておけないという思いがありました。何も行動を起こさなかったら、将来子供に怒られるのだろうな‥との怖れもありました。

ー 少子高齢化問題を意識されてから、なぜ結婚相談所に結びついたのでしょうか?

実際には少子高齢化問題以外にも様々な社会問題がありますが、限られた人力や時間といったリソースの中で最も社会問題解消の効果が見込める方法は何なのだろう?と考えた末、結婚相談所の立ち上げ企画に至っています。

少し無責任な発言も混じりますが、進む方向を決めたと同時に、もう他の社会問題は皆様にお任せして、自分は未婚化・晩婚化のみに集中する事に決めました。未婚化・晩婚化さえ解消すれば多くの他の問題にも好影響が波及すると信じ込むことにしています。

ー なるほど。最も効率的に社会へインパクトを与えることができるとお考えになったのが、結婚相談所だったわけですね。

多くの結婚相談所が高めの入会基準を設ける中、非正規雇用者の方にもご利用いただける結婚相談所の実現に向けて動き出しました。マーケティングを続ける中でやはり結婚相談所の相場が高過ぎると感じ、どうしたら成婚という結果を出しつつ費用を抑えることができそうか?を自分なりに調べました。同時に成婚が出なければ安くても存在価値が無いと考えている為、それなりに出資をして日本最大級の日本結婚相談所連盟(IBJ)への加盟する事を決めています。

ー NPO型の結婚相談所は珍しいですよね?

当初は法人格に対する拘りはありませんでしたが、行政との協働が見込めるのではないか?という希望的観測から事業型NPOという形も検討する事になりました。

結婚相談を業として行う場合、NPOでも営利企業と同様に税金も発生しますし、むしろNPO法人にしますとNPO法に縛られるなど色々と面倒が増えるので営利企業にすべきか?は最後まで悩みましたが、我々は事業の成立のみでは無く、社会的インパクトを重視していますので、地域や行政、政治家の皆様と協力をしやすいであろう事業型NPOとしての挑戦を選んだ形になります。

ですので、今回の記事を目にしていただいた政治家の方々には党派を問いませんので是非ご協力をお願いしたいです。新宿での「若者のつどい」や武蔵野市の「大人の街コン」などでも今までやってきた通り、何でもご協力させていただきます。

なぜ吉祥寺にサテライトオフィスを設置したのですか?

目的はスタッフ採用の為です。

NPOとしての所在は新宿区高田馬場の事務所にありますが、ガレージ起業の方がマシなのではないか?という位、結婚相談所のオフィスと言うにはあまりに狭く、駅からも離れている為、採用面で圧倒的不利という認識が有りました。

大した雇用条件を提示できないNPOが採用をするには場所と利便性が欠かせないという判断です。結婚相談所の業務はITも積極活用するものの、向こう10年は人の存在が欠かせないと思っており、新事務所は必須でしょう。

ー 人材不足の影響もあるもいうことですね。なぜ吉祥寺なのでしょうか?

サテライトオフィスが吉祥寺になったのは確かに私の居住地でもありますが、ベンチャー企業のように出勤時間にこだわりがあった訳でも無く、単に「NPOなんかには貸せない。」と中野で事務所を貸していただけなかった事に端を発しています。NPOは保証人の関係があるので、仰る事は一理あるのですが、こうなったら良い事務所があったら片っ端から申し込むぞ!と意地になって横浜から八王子まで当たっていたところ、一番最初にお借りできたのがたまたま吉祥寺だったという経緯です。

個人的に断られてしまった中野の事務所より良い物件を切望していましたので、結果的にはとても良かったと思います。

なぜ費用が相場の3分の1程度におさまるのですか?

経営者視点でいうと、まだ赤字なので「3分の1程度におさまる」というよりは「無理やり3分の1程度におさめる」という感じだと思います。

個人的に家電はヨドバシさん派で、本も書店で購入するようにしていますが、Amazon.comのジェフ・ベゾス氏の影響は隠せないところで、氏と同様、短期的な赤字は気にしていません。もう古いのかもしれませんが、顧客ファーストの考えです。

ー 社会に影響を与えるには長期的な視点で運営して行く必要があるわけですね。

その分、現時点ではスタッフの待遇に跳ね返ってしまっている訳ですが、ようやく改善の兆しが見えてきたところでしょうか。スタッフの大志や家族の理解に甘えている部分があるのは事実なので、常に感謝を忘れないようにしています。

実際の利用料金はいくらぐらいですか?(一例)

実際の利用料金は人によって本当にピンきりです。結婚相談所には大きく分けると2つのタイプの方がご利用されますが、「いい人がいればすぐにでも結婚したい!」という人は、4ヶ月程度でご成婚されるので成婚料まですべて含めて7万円位なのではないでしょうか?

ー 想像していたよりずっと安い!

逆に「とにかく大勢の方にお会いして、自分の可能性を試したい」かつ「決断力が無い方」ですとそれなりの料金になります。

月に8人とお会いして1年で成婚されたとして、25万円位かかってしまうかもしれませんね。もちろん、前者の方向性をお勧めします!

ー 当然ながら、結婚するにあたり妥協できない条件が多いとそれなりの費用がかかってくるわけですね。

本結婚相談所の成婚率は?

まず、大前提として私は成婚率という言葉が好きではありません。事業者にとって都合のよい解釈がまかり通っていて、大手結婚相談所の中には「それ成婚ではありませんよね?」という数字を堂々と出しているところもあり、常々疑問に感じています。

ー 相談所によって成婚率の計算式が違うわけですか…統一してほしいですね。

また、成婚率に拘る相談所は、条件の良くない方を入会させずに分母を減らす傾向にある為、「どなたにでもご利用いただける結婚相談所」という我々の思想とはかけ離れています。我々は非正規雇用者でも障がいをお抱えの方もご利用いただける結婚相談所を目指している為、成婚率には拘っていません。

前置きはこの辺りにしておいて、一応、実績のお話をしないといけないと思います。成婚率の計算式が沢山存在する中で「退会者中の成婚退会者の割合」でよろしければおおよそ4割位ですね。

一般的に想定されていそうな「全入会者中の成婚退会者の割合」は活動中の方が大勢いるため、適していないかもしれません。

個人的には成婚率に拘っていないのに業界平均より高い値が残せているのではないかと思っています。

今後は吉祥寺でどのような活動を予定されていますか?

吉サテについては、たまたま吉祥寺になったようなお話しをしましたが、私は自分を育ててくれた吉祥寺という街が大好きです。

今や色々な街で仕事をするノマドワーカーですが、行く先々で「吉祥寺?一時期住んでたけど大したことない」という話しを耳にすると「はぁ?全く分かってないな!」と苛立つ程度に吉ファンです。一方で世代格差も感じていて、次世代へのバトンには少々不安が残ります。

将来的には同じ志を持つ地域の皆様とコラボレーションできればと企画を進めています。
まだ、詳細は発表できず申し訳ございません。

ー ぜひ今後も本サイトともコラボレーションもお願いしたいです。そして最後に一言お願いします!

日本一、アグレッシブで柔軟なNPOを目指していますので、皆様からのご提案や求人へのご応募をお待ちしております!

結婚相談NPO ブライダルサポーター 吉祥寺サテライト
住  所 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-13-4 ユニアスオフィス・ワン 405号
H   P bridal-npo.org